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地震発生予測図
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2011年東日本大震災
「南海トラフ地震が発生し、日本列島太平洋岸は壊滅状態に。追い打ちをかけるように東京直下地震が発生。さらには過去最大級の台風が首都圏を直撃。そんな状況で富士山までも・・・」『チェーン・ディザスターズ(高嶋 哲夫:集英社)』という小説があります。著者は災害シミュレーション小説の第一人者、もし大災害が起きたしたらというリアルな予測が描かれています。
昨年12月19日に首都直下地震モデル・被害想定手法検討会報告書が発表されています。「南関東地域の直下でマグニチュード7程度の地震が発生する確率は今後30年間で70%程度と評価」としています。この時の鎌ケ谷では震度6弱の震度が予測されるようです。
2011年3月11日の東日本大震災では、鎌ケ谷は震度5弱。軽傷者5名。建物等被害では、住家の被害が大規模半壊2件、半壊7件、一部破損810件。非住家一部破損25件という被害が発生しています。近隣の地域に比べれば鎌ケ谷の被害は少なかったようにも思えますが、3・11発生時のあの恐怖の瞬間は忘れることができません。
「正常性バイアス」ということが災害時によく言われます。警報や注意報が発令されているにもかかわらず、先入観から『いつものこと』と受け止めてしまうことで、結果として被災してしまうというようなことがままあるのです。令和6年8月8日に『南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)』が発表されました。こうした情報に接して、どう行動していけばいいのかを考えることで被害を少なくしていくことができます。警報や注意報が発令されて、何もなかったときに「やっぱり空振りじゃん」と思わず、「何もなくて良かった」と考えることが大切です。
もしもの時、どう行動するかという危機回避シミュレーションをすることが、『その時』の適切な判断や行動につながります。例えば、「自宅にいるとき」「勤務先にいるとき」「学校にいるとき」「通勤・通学途中のとき」など、どこで何をしているのかを想定した危機回避シミュレーションができれば『命を守る行動』となっていきます。
屋外への避難でも周囲の安全確認を怠らないことも必要です。避難口を求めて殺到し「群衆雪崩」が発生し被害を受けるということもあり得ます。ガラス窓や看板・外壁などが落下してくるかもしれません。自宅にいるときにも、どこが一番安全なのかを確認しておいたほうがいいのです。そうしたシミュレーションをすることで、いざという時に『パニック』にならないようにすることが大切です。もちろん、危機回避シミュレーションだけでなく、家具の転倒防止対策、漏電対策などのほか、防災用品の準備も怠りなく備えておくことが必要です。また、家族で災害時の安否確認や所在確認のための手段を講じておくことも忘れてはいけませんね。
災害時には「自分の命は自分で守る」という意識を高めていくことが求められます。そして、「迅速な行動習慣を身につける」ことも大切です。「天災は忘れた頃にやってくる」といいます。常日頃の備えがその時に自身を守ることになります。「正常性バイアス」にとらわれることなく迅速な安全確保行動が大切です。
うむっさん


