今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中で感染者数がご激増している。最近のWHO報告では世界で感染者数は10月19日時点で4000万に拡大。我が国でも今年4月から緊急事態宣言が出されて、外出の自粛要請が出された。その後一時的には感染者数が減少に転じたが、6月に入ってから政府は感染予防と経済の両立を図るため、店舗の自粛要請緩和がなされ、更に9月以降には消費喚起の為政府や地方自治体ではGO TO TRAVEL CAMPAIGN を7月から実施して地方や首都圏の人が感染防止を図りながら、観光地への人の往来を促進する経済対策を実施中である。その他 Go To Eatキャンペーンが10月から、Go To Eventキャンペーンが10月中旬以降適用されている。
松之山温泉に向かう途中の棚田
我が家も、年初以来からコロナ感染防止のため、大好きな温泉旅行も控えずっと自宅周辺での行動に終始してきた。 しかし、そろそろ自粛生活にも疲れ久しぶりに温泉旅行をしようかと計画した。 家内の希望で、新潟県の十日町市にある日本3大薬湯で有名な松之山温泉に行くこととなった。 何より、政府のGO TO TRAVEL キャンペーンN制度を利用して割安の宿泊代金で温泉旅行が出来る事が出かける動機となった。
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国道405号線
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豪雪地帯の雪よけ
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405道路標識(酷道?)
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松之山温泉への道順
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松之山温泉を示すカーナビ
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松之山温泉近くの看板
自宅を出てから、車で三郷中央から外環道路に入り、関東自動車道から上越道に入り塩沢石打ICで下車。飯山線の津南駅を越えて国道405号線を山に向かって登る。途中から細い一本道で急な登り道とくねくねと急カーブが続き、車のすれ違いも難しい険しい国道(一説にはSNSなどで酷道との別称もある)だ。途中で留守原の棚田など米の収穫が終わった後の棚田の景観が見られた。
405号線で管領塚手前の越道川を越え向かって左に折れ松之山温泉街に向かう。松之山温泉街といっても7軒ほどの小さな温泉街である。温泉街の1本道を少し上ったところに湯やぐらがあり、地下200mから自噴する温泉である。
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宿泊した泉谷屋
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浴室
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脱衣場奥が露天風呂
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自噴する温泉の湯気
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温泉街の土産物店
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約12百万年前の化石海水が自噴する温泉
この日に宿泊した旅館は小さな宿で、コロナ感染防止のため1日5組しか受け入れていない。今回宿の帳場で宿帳に3名の記載をして提出すると、申込時にGO TO TRAVEL キャンペーンN制度で35%の宿泊費が安くなり、更に新潟県の県内で利用できるクーポン券が8枚提供された。利用期間は翌日迄の為、宿の前にある土産物店で結局全てのクーポン券を使い切ったのであるが、この分お土産代として随分助かった。
さて、お土産の購入も終わったところで、宿に戻り夕食までの間に宿の温泉に入ってみた。浴場は室内と露天風呂があったが、今回は室内の浴室を利用した。3大薬湯と言われるだけに、従来の硫黄温泉や炭酸泉などとは違って薬草の様な匂いが身体に染み付く様だ。湯上りの後もその匂いはしばらく消えず、身体も温かさが保たれポカポカと心地よかった。 夕方の温泉街で地元の防災広報車が出ていて、この時期に野生の熊の出没があるので注意する様にアナウンスが聞こえた。宿の人にこの事を尋ねるとやはり近くで熊に出くわした人もおられたようだ。今年は長雨の影響か熊の冬眠に必要な餌のどんぐりなど木の実が少なく、餌を求めて人里に降りてくるのではなかろうか。
夕食は地元の山菜や川魚などを調理したお料理で、我々の様な高齢者にとっては丁度ほど良い食事量だった。 翌朝には朝一番で露天風呂に入ろうかと手を入れてみたが熱くてとても入浴できず、室内の浴槽に浸かった。温泉の温度は適温でゆったりと身体を伸ばし快適だった。その後は前夜おなかいっぱいとなる程食べたにもかかわらず、朝食はご飯のお代わりをする程、新潟のご飯はおいしかった。
9時過ぎには宿を出発して、長野県の中野市内にあるJA中野フルーツ館で地元の多種類のリンゴを購入するためと秋の栗の収穫時期に、栗のお菓子で有名な小布施を目指した。 松之山温泉から近くにあるブナ林で有名な美人林に寄りたいところであったが、昨日の熊の出没情報を聞いて、早朝に熊に出くわしては困るので立ち寄りを止めて、今度は405号線を戻らず、道幅の広い国道353号線で長野県のJA中野を目指した。途中には最近道の駅も整備され、地元の農産物などいろいろと販売されているのでつい色々と地元の野菜など買い物が増えてしまう。
中野市内のJA中野では、今が旬のいろんな種類のリンゴが手ごろな値段で販売されており、鎌ヶ谷の地元で買うよりも安いのでつい買い物の量が増えてしまった。その後は小布施に向かい栗のお菓子など買い求めたが、当地では平日にも関わらず多くの観光客が詰めかけ市内の街角では多くの人が散策や栗のお菓子や美術館・ギャラリー巡りを楽しんでいたようだ。
上越道の碓氷峠を超える辺りから雲行きが怪しくなり、高崎に至るころにはぽつぽつと雨が降り出し、東京付近ではかなり雨の勢いが強くなった。幸い夕方の6時頃には無事我が家に帰り着いた。
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小布施の栗菓子店
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お土産の買い物
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小布施市内
翌日、家内が2日間の旅費などにかかた費用を計算した所、GO TO TRAVEL キャンペーン制度を利用して割安の宿泊代金で温泉旅行が出来る事が出かける動機となったがGO TO TRAVEL キャンペーン制度の特典もあり、当初予算よりも随分安くあがり喜んでいた。 皆さんも、このキャンペーン制度をうまく利用して安く手ごろな旅行を楽しまれる事をお勧めいたします。
投稿:M・太郎