デジタルワークショップに参加された受講者の方々
当NPO法人が受託した「令和5年度青少年育成講座デジタル・ワークショップ 自分でプログラミングしてロボットを作ろう!」が、8月6日(日)の午前と午後の2回、各3時間、中央公民館の集会室で開催された。
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会場案内
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司会者の案内
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講師から講座の進め方を説明
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午前中の受講者の方
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プログラムを作成する受講者
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保護者の方も一緒に
講師からロボットの組み立てやプログラムの作り方を説明
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女子生徒も講座に参加
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組み立てたロボットを動かす
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プログラムを作成中
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演奏のプログラムを作成
このデジタル・ワークショップは毎年夏休みに開催され、応募対象は市内在住の小学校4年生から6年生までで、今年で3回目となる。
今回の受講者は合計で14名の内男子生徒は11名、女子生徒は3名であった。最近はプログラム学習に対する関心が高くなったのか、以前より女子生徒の参加が増え、将来が楽しみである。
当日は参加者の中にはノートPCをお持ちでない方もおられたので、当NPO法人より4台のノートPCを準備して貸し出しを行った。
講座は、まずロボットの組み立てからはじまる。ロボットは、Arduino Nanoを利用した3輪縦型で、ユニットを組み合わせてねじを締め、コネクタを接続すれば完成させられる簡単なものである。
組み立てが終わり、受講者は講師の説明と配布されたテキストを見ながらArduBlockによるプログラムの作成方法を学んでいった。
最初はArduino Nanoマイコン上のLEDを点滅させる簡単なプログラムを完成させる。
次にロボットに取り付けられている左右のモーターを動かすプログラム作成に取り組んだ。まずモーターを動かす基礎的なプログラムの仕組みを学び、次はその応用として左右の車輪を逆方向に回転させて、その場でロボットを回転させる事や、そのスピードや待ち時間を変えてみるとかのプログラム作成体験をした。それが出来た受講者は次にロボットを4角形を描くように動かしたり、3角形や4角形、5角形、丸い円を描く為のプログラム作成に挑戦した。
次に、ロボットに取り付けられている小型スピーカーで音を鳴らすプログラム作りに取り組んだ。簡単な楽曲をプログラム例に従って作成をする。演奏されるメロディーはどこかで聞き覚えのある曲の一部である。
演奏されるメロディーはどこかで聞き覚えのある曲の一部である。
今度は、超音波距離センサー使ってみる。距離を測るプログラムを作成し、その数値を距離(cm)をPCのシリアルモニター画面に表示させる。センサーから手までの距離や、天井までの距離を測定してみた。
続いて、障害物が前方にあった場合にロボットを停止させるプログラムを作成した。更に前方に障害物があったら避けるプログラムの作成にも取り組んだ。ロボットが左右に曲がる動作の指示は、乱数のプログラムを追加して、乱数に従って右回り、左回りとランダムに変化をさせる。
更に、ロボットの動きに音を追加して、障害物を検出した時の音、右回転をした時の音、左回転をした時の音をプログラムで作成して、今までのプログラムに追加する。そして最後は、前方に障害物がある間は後退を続けるプログラムを作成して、動作の確認をした。
参加者によれば、ArduBlockによるプログムはブロックを組み合わせて行うので、キーボードから英数文字を入力して作るプログラムより格段に取り組みやすい。ロボットを動かすプログラム作成が思ったほど難しくなく、簡単に作成できて大変楽しかったとの感想もいただいた。既に学校でScratchプログラム作成を体験した参加者もおり、ArduBrockソフトを使ったプログラム作成にはそれ程困難を感じなかった様だ。
レポート:S.K