今年も新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらない。日本で初めての感染者は2020年1月15日。3月11日には世界保健機関(WHO)がパンデミック宣言。その後、感染者数は3月20日に1千15人、4月18日に1万510人と感染拡大が続いた。10月30日10万604人。2021年8月6日には100万3,006人と百万人を超えた。2022年7月14日に1千万を超える1,001万4,804人。9月25日には2,107万8,047人と推移している。
新型コロナは変異株が強い感染力を持ち僅か2年8カ月で2千万人を超える感染者を生じさせた。時間がたつに従って私たちの意識も変わっている。「死に直結する恐ろしい感染症」から「周期的に流行するやっかいな病気」に変わってきたように感じる。それは、治療方法やワクチンの開発や暮らしのICT化が進んできていることによる。そうした社会的取り組みが「新しい生活様式」の実践に大きな役割を果たしている。
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中国の旱魃
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韓国の洪水
今年もまた不幸の事故が起きてしまった。9月5日、通園バスに置き去りされ幼児が死亡する事件が起きた。通園バスの置き去り事件は毎年のように発生し2007年には2歳児、2021年には5歳児が死亡する事件が起きている。「安全管理マニュアル」の作成やICTによる登園管理システムが整備されているが再発を防げていない。 運転手や園の職員による不注意・連絡不足・集団欠陥などのヒューマンエラーにより事件が発生している。解決策として、通園バスへの「置き去り防止装置」設置が有効ではないだろうか。アメリカのスクールバスには設置が義務づけされている。日本でも同様の装置設置の義務づけが必要だ。
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園児送迎バス
鎌ケ谷でも起き得ること。政府の施策を待たず鎌ケ谷市独自に公費負担による通園バスへの「置き去り防止装置」設置は実施できないだろうか。9月15日号「広報かまがや 市長メッセージ」では、「令和3年度決算で約28億4千万円の黒字となる実質収支が確保されている」とある。設置に要する費用はそう多くないだろう。市長の英断を期待したい。
今年も暑い夏だった。気象庁の異常気象を分析する検討会では、「今年の猛暑は異常な状態」だったという見解が示された。東京の8月末での猛暑日(最高気温35度以上の日)16日。真夏日(最高気温30度以上の日)38日。猛暑日は過去最多の日数となった。異常気象の原因は、「日本付近で上空の気流が大きく蛇行し、そこに太平洋高気圧などが記録的に勢力を強めた」との見解が示されている。
世界では、イギリスの高温、ポルトガルの乾燥による山火事、南アフリカ・ブラジルの山崩れや洪水が発生している。偏西風などの大気状況によるものとされるが、著しく顕著な異常気象には、地球温暖化よる全球的な気温上昇傾向も影響しているようだ。 異常気象の全てが「地球温暖化によるもの」とは言えないが、気温上昇や大雨の激甚化の要因となっている。地球温暖化対策をより強力に推進することが気象災害を減少させることにつながっていく。
うむっさん