小暑から大暑へと夏の盛りを迎える。今年の夏は、厳しい暑さが多くなるとの予報。ここ数年、夏の暑さが一段と厳しく感じられる。2010年夏は、記録的な猛暑となり猛暑日の日数も最も多くなった。熱中症で亡くなった人も1,731人と過去最高となっている。猛暑は、地球温暖化による影響で強烈になっているようだ。
2018・19年に熱中症で亡くなった人は18年1,581人、19年1,136人と千人を超える。熱中症の症状は、軽度で、めまいや失神・筋肉の硬直。中等度で、頭痛や吐き気・倦怠感・虚脱感。重度では、「言動がおかしく、呼びかけに対して返事がない」「真っ直ぐにあるけない」といった症状がみられる。
長い自粛生活が続き外出することが少なく、暑さに体が慣れていない。また、マスクを着けていることで、口元の湿度が高くなり唇が渇き難くなり、水分補給が不足する「隠れ脱水」を引き起こしやすい。特に、高齢者はのどの渇きを感じ難いので意識的に水分を補給することが必要だ。気温が高い際のマスクの使用については、「屋外で人と十分な距離が確保できる場合にはマスクを外す」と呼び掛けられている
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高齢者の熱中症に注意!
COVID‐19の感染拡大防止のため、世界の大都市で「ロックダウン」が行われた2020年1~4月。温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の1日排出量が減少したという研究結果が発表された。外出制限による自動車からの排出量が減少したことが大きな要因。しかしながら、5月の観測では、大気中のCO2が観測史上最高値を記録したと研究機関から発表された。大気中のCO2総量は増え続けているということになる。
Withコロナによる「新しい生活様式」を実践することと温暖化対策の促進とが相乗的な効果を生む施策が実施されればよいのだが。経済を元の状況に戻すのではなく、これを機に経済のあり方を根本的に変えていくことが必要だろう。『共生』の理念による人間活動に向けて知恵を出し合っていくことが必要だろう。
うむっさん