この夏休み、海外旅行を予定しておられる方も多いのでは?海外の観光地でちょっと心配なのがトイレ事情。国によっては、トイレットペーパーを流してはいけない。扉の下が開いている。など、様々。ショッピングセンターやホテル、公共施設などは私たちにも利用しやすい。ただ、シャワートイレを見かけることはないようだ。
日本では、空港、ショッピングモール、駅、あるいはコンビニなどは整備されたトイレとなっている。然しながら、公園のトイレはちょっとひどい場合が多い。最近では高速道路のパーキングや商業施設では、機能だけでなくデザイン性の高いものも多くなっている。気持ちよく利用できるトイレが増えるのはありがたい。
国土交通省では、建設現場に設置される仮設トイレの標準仕様を定めている。①洋式便座、②水洗機能、③臭い逆流防止装置、④容易に開かない施錠機能、⑤照明装置、⑥衣類掛け又は荷物置き場機能など。その他に付属品として、①男女の明確な表示、②入口の目隠し機能、③サニタリーボックス、④鏡付き洗面台、⑤便座除菌シート等の衛生用品。こうした機能や付属品を設けることが「快適トイレ」の条件となっている。
昨今、インバウン(訪日外国人旅行)が増えているが、迎える側としてはどうだろう。ショッピングモールやコンビニ・公共施設などの場所は?施設内のトイレの場所は?案内表示は「トイレ・Toilet・W.C・お手洗い・洗面所・化粧室・厠」と統一されていない。機能が増えて便利になった反面、使い方が判りづらくて戸惑う。そうして見ると決して利便性が高いとは言えないというところではないか。「誰にでも使いやすい。」そんな視点で私たちの街のトイレを考えてみることも必要だろう。
うむつさん