平成25年11月16日(土) 当NPO法人では2年ごとに開催をしている、地元在住の市民のための社会見学バスツアーを実施しました。このバスツアーの募集は11月1日の市報と市内各公共施設に掲載したポスターにより参加者を募集したところ、定員40名に対しわずか2日ほどで定員に達して、その後申し込みのあった市民の方には、欠員待ちの枠で数名の方を受付させていただいた。当初このバスツアーを企画する段階でどこがいいのか、バスツアー実行委員会で検討したのだが、過去2回ほど実施したバスツアーの行先は成田のJAL整備工場やつくば市にあるJAXA宇宙センターなど乗り物に関係する見学ツアーであった。
今回は、子ども達が親子で参加できる社会見学バスツアーを実施したいねと検討の結果、鉄道ファンに人気の大宮の「鉄道博物館」と比較的そこから遠くない、川越市内にある蔵の街や「時の鐘」鐘楼、大正ロマンが残る建物、川越城の本丸御殿、駄菓子屋横丁などを、比較的自由行動が出来る様に博物館内見学や蔵の街散策を楽しんでもらおうと企画した。8月には事前に現地を実行委員で下見して観光地などを確認した。 16日(土)は幸い天候にも恵まれ、午前8時30分市総合福祉保健センター正面玄関前を出発。松戸を経由して三郷ICから高速道路で大宮へ、約1時間30分ほどで鉄道博物館に到着した。参加者の皆さんには鉄道博物館の受付ゲートを通って正面の2階に上がるエスカレーター前に集合してもらい、正面玄関前に午後1時30分に集合してもらうことにした。鉄道博物館に到着する前には社内で鉄道クイズを行い、事前に予備知識やこれから見学する鉄道博物館への期待を膨らませた。
1階のヒストリーゾーンでは古いものから新しいものまで、実物の鉄道車両を見て車内に入って座席に座って鉄道の旅に思いをはせる事も出来る。また、鉄道ファンなら2階にある巨大な鉄道模型のジオラマ展示場で、係員から各車両の説明と鉄道模型を走らせる実演で、親子で巨大な鉄道ジオラマを楽しんでいた。また、同じ2階のエントランスゾーンでは「鉄道歴史年表」に合わせて、模型や説明パネル、各種資料展示もなされている。
その他、館内には列車の運転シュミレ−ション体験コナーや、鉄道ニュージアムショップ、屋外にはミニシャトル乗り場があって、「博物館中央」駅から「博物館北」駅までのおよそ230mの線路上を往復するミニ列車(無料)を体験できる。また、ミニ運転列車のコースも整備されており、自分でミニ列車を運転することが出来る。(有料)、そして何と言っても旅は駅弁、館内には駅弁を販売するコーナーや各種レストランも営業をしている。そして圧巻は3階から窓のすぐ傍を走り抜ける新幹線のビューデッキだ。また博物館の屋上にはパノラマデッキが開放されていて、時刻表通り目の前を各種の新幹線が通りすぎる。子供たちにとっては真近に新幹線が通過する車両を見る良い機会だ。 鉄道博物館内の自由見学も終わって、集合時間の午後1時30分ごろには全員が集まり、次の川越市内に向かった。約40分ほどで川越市内に到着した。小江戸の風情を残す川越市内でも、蔵造りの町並みの通りは観光客が多く、大型観光バスは駐車出来ないので、途中で観光地別に3グループに別れて行動した。
事前に社内で、川越の観光地図なども配布をしていたので、参加された皆さんもここを観たいと事前に健康され、目的地に着くとグループにわかれて行動をした。 1グループは川越城本丸御殿近くで途中下車、残りの2グループは札の辻交差点から少し奥に入った観光バス専用の駐車場に駐車。そこからそれぞれ目的地別に当NPO法人の実行委員が参加者の方たちを案内した。2グループは、やはり観光目的地で一番人気は「時の鐘」鐘楼付近と蔵造りの町並みのある仲町から札の辻あたりである。この町並みには蘭山記念美術館や、蔵造資料館、「時の鐘」鐘楼、駄菓子や横丁など観光客が喜びそうな施設や、土産物店が多く並ぶ。参加さの方たちも主な観光施設を観終わると思い思いに町並み沿いにある土産物店で買い物を楽しんでいた。3グループは少し足を延ばして、蔵造りの町並通りから対象浪漫通りを抜けて、境内の庭園が広い「喜多院」を見学した。帰りは蔵造りの町並み通りで自由散策、思い思いに古い街中を巡りながら、買い物などを楽しんでいた。
午後4時30分近くには、予定通り川越を出発して鎌ヶ谷市への帰路に着いた。途中までは交通渋滞も無く順調であったが、松戸付近から鎌ヶ谷に至る道路が交通渋滞で結局30分ほど到着が遅れ、無事に帰着した。今回参加された市内の市民の方たちは、ご夫婦で参加される方や、高齢者で一人参加の方等、比較的年齢が高い方たちが多かったが、1組小学生の兄弟で参加してくれた。この子どもたちに感想を聞くと、鉄道博物館や川越蔵造りの町並み見学が面白かったと感想を述べてくれた。大人の方たちの参加後のアンケートなどでも、このバスツアーに参加が出来て楽しかったと喜んで頂けたのは、企画・運営側として嬉しい限りであった。 (レポート:S.K) |