4月1日は企業や官公庁の新しい年度の始まりの日。官公庁の1年は、4月1日から翌年の3月31日までの1年間となっている。これは、「会計年度」といわれるもの。 さて、そんな意味がある4月1日が始まると、街には、新社会人や新入学生が行き交う。緊張でパンパンに膨らんだ、その姿に、あの時の我が身が、二重写しになる。 桜の名所となっている千鳥ヶ淵。九段下駅を降りて、武道館へ、入学式に臨む学生たち。そうした姿を、誇らしげに。愛おしげに。感慨深く。寄り添っているおかあさんやおとうさん。田安門前の満開の桜が迎えている。
桜の花は、花の房がいくつもいくつも集まって、圧倒的なボリュームで周囲の風景を桜色に染めている。ちょっと近寄ってみれば、一つ一つの花は、本当に淡い色合いで、むしろ白色にちかいようだ。もっとも、桜の種類によって違うのだが、ソメイヨシノなどはそうだ。 一つひとつの花は淡いものでも、部分が集合・総体化すると「お~ッ」という景色となる。それぞれは弱弱しいけれども、その一つひとつがしっかりと主張をしていくことで、総体の存在が際立っていくのだろう。 日本生産性本部が毎年3月に発表している、新入社員意識・特徴とタイプでは、平成29年度「キャラクター捕獲ゲーム型」、28年度「ドローン型」、27年度「消せるボールペン型」となっている。さて今年の新入社員はどんなタイプになるのだろう。 とはいえ、はじまりはそんなタイプだったかもしれないが、幾星霜を経た人たちが変わっていくことには間違いない。どんなふうに変わっていくのか・・・。 うむっさん
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