最近、温泉に凝っている。白骨、那須、奥塩原、万座、福島高湯、乳頭、奥鬼怒などの白濁した温泉を訪ねている。 白いお湯の温泉は、硫黄泉などと温泉成分に表示されている。効能としては、神経痛、筋肉痛、関節痛などとなっているが、白い温泉は、「美肌の湯」が多いようだ。硫黄の殺菌作用で肌も綺麗になるようだ。
温泉の湯元では、山肌が噴気によって、硫黄に染まり鮮やかな黄色になっている。そして、硫黄独特の臭い、俗にたまごの腐ったような臭いが立ち込める。気を付けなければならないのは、火山性ガス。硫黄の臭いの正体は、亜硫酸ガスと硫化水素。どちらも健康被害を与え、時に、死亡事故が起きている。そういった場所には、立ち入り禁止や注意などの看板が掲示されているので、無理に立ち入らないでおきましょう。 1日のうちでも時間によって、湯船の色合いが変わる温泉もある。真っ白や青みがかったり、緑が混じったような白もある。これは、温泉成分が空気中の酸素と反応したことによる色の変化らしい。効能に変わりあるわけではないようだ。 露天の白い温泉ならなおさら。「アァ~極楽、極楽」などと、湯につかれば。浮世のしがらみもなにもかもが、ユラ~リととけていく。心も体も、本当にリラックスでき、温泉の匂いも気持ちをほぐしてくれる 紅葉の頃はさらに趣が。木々の、紅葉・黄葉がお湯に映る。紅葉の赤や黄と青い空。せせらぎの水音、こずえを吹き抜ける風の音・・・。おしゃべり禁止でお願いします。 そうそう、白いお湯は成分が強いので、くれぐれも長湯には用心を。 うむっさん
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