洪水や土砂崩れなど、自然災害によって大きな被害が起きている。こうした自然災害の規模が大きくなるのは地球温暖化による影響といわれているようだ。
そうしたなか、今年1月20日に環境省から、地球温暖化が進んだ場合に予測される影響をまとめた報告書案が示された。重大性が「特に大きい」とされた38項目のうち、緊急性、確信度のいずれでも「高い」と評価されたものが9項目あった。
健康影響では、温暖化対策をとった場合でも、熱中症などの暑さによる死亡者数が2倍以上。自然災害では、洪水を起こしうる大雨が今世紀末に増加。海面上昇により高潮リスク増大。
農林水産業では、一等米の比率が全国的に減少。シロ鮭の生息域が減少。アワビなどの漁獲量減少。2060年代に温州ミカンの主力生産地の多くで栽培しにくくなる。
水資源関係では、北日本と中部山地以外での渇水の深刻化。
自然生態系では、日本シカなどの野生鳥獣の生息粋拡大。熱帯・亜熱帯のサンゴの生育に適した海域が2040年までに消失。
生活では、水道・電気などインフラ、ライフラインに影響。ヒートアイランド現象に温暖化が加わり、気温が引き続き上昇。
どれをとっても、私たちの暮らしに大きな影響がでそうだ。次世代ではサンゴ礁が減っていき、様々な熱帯魚が観られなくなるかもしれない。
大雨による洪水の被害が増える所と水不足に悩む所がある。シカなどによる森林の食害が広がっている。アワビはますます高嶺の花になっていく。前述したのは、確度が高いもの。それ以外はどんなことになっていくんだろう。いやはや困ったことになった。
うむっさん
(イラストはGoogle検索で「地球温暖化現象 イラスト」で表示された検索結果より引用しました)
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