「楽器を楽しむ会」第10回サマーコンサート開催



 平成29年7月12日(水)午後0時30より 南部公民館 2階集会室に於いて、「楽器を楽しむ会」の第10回サマーコンサートが開催された。

 この会の会長を務める粟野正秀氏によれば、地域の皆さんに支えられ、公民館活動への参加や年数回の福祉施設への訪問演奏などの機会を得て多くの修練を積んできた。活動初期にはアコーディオンの音を頼りにマンドリンとギターの演奏が主であったが、今日ではこれらに加え二胡・サックス・ベースギター・パーカッション等演奏楽器の種類も増え歌謡曲はもとよりタンゴやジャズ、ワルツ、民謡などリズムにも果敢に挑戦し、全員が音づくりを楽しむまでに成長しました。私どもの演奏技術はまだまだ未熟で皆様を魅了するためには更なる努力が必要と思いますが、今日は私どもの十周年の成果を皆様に披露申し上げるべく一生懸命演奏に努めますと挨拶があった。

 この会のメンバーは13名で、演奏総指揮は芝田紀予子さん、アコーディオン&三味線、マンドリン、二胡、サックス、ギター、ベースギター、パーカッションの各楽器を会員が得意分野を担当された。

 第Ⅰ部は「新しいリズムと懐かしい歌声」で、楽曲はワシントン広場の夜は更けて、みかんの花咲く丘、南国土佐を後にしてなど他3曲
 第Ⅱ部は「独奏と小グループ演奏」で、二胡演奏、ギターグループ演奏、ギター独奏、マンドリングループ演奏等
 第Ⅲ部は「軽快なリズムに乗って」で、太陽がいっぱい、ラ・クンパルシータ、東京ラブソディーなど他4曲

楽器を楽しむ会の第10回サマーコンサート


 いずれも、昔懐かしい歌が中心で、当日参加された方は約50名程。楽器の演奏に合わせて合唱をしたり、また楽器の演奏を聴いて楽しんだりと、充実したコンサートでした。

 近年の少子高齢化現象は、着実に鎌ケ谷市内でも増加傾向にあり、特に高齢者の方々の健康で元気に過ごせる事が本人はもとより家族にとっても大切な事である。こうしたコンサートに出向いて楽曲を一緒に歌ったり、演奏を聴いて楽しんだりする事によって、高齢者の日常生活における健康維持や生活のハリにも繋がるものと思われる。また、演奏をされた「楽器を楽しむ会」のメンバーの皆さんも10年前から音楽演奏活動を続けておられ、現在では後期高齢者の層に属するメンバーも何名かおられ、楽器演奏を通じて活き活きと活動されている姿を拝見して、少し安堵した。

取材:S.K