7月12日(土)午前と午後、市総合福祉保健センター6階大会議室において、鎌ケ谷市赤十字奉仕団による講習会が、午前中は「一日赤十字」と午後は「パパママ救急講習会」が行われた。 この中で、鎌ケ谷市赤十字奉仕団の活動趣旨として、当日のパンフレットから引用する。 《趣旨》 人間が人間らしく生きるため、様々な人道的活動を推進する赤十字の思想や活動を市民に周知するとともに、奉仕団の資質向上と技術研鑚を図ります。また、家庭内で事故やけが等がおこった際に、正しく対応できるよう、救急法の普及に務めます。 午前の部(AM10:00〜11:45)「一日赤十字」講習会では、下記の内容で講習会が行われた。 @ 講義と実技:「AEDを使った応急手当と生活支援」・・・・(講師:日本赤十字社千葉県支部 指導員の方)
屋外や建物内で、大人や子供が心肺停止状態になった時の、救急蘇生方法を人体模型(人形)を使って、両手による心臓マッサージの仕方や、突然心肺停止で倒れた人をAED(自動体外式除細動器)を使用して助ける方法について、講師の説明や、参加者が指導員の指導を受けて、救急蘇生法について実習を行った。 *日本医師会 救急蘇生法サイトより画像引用 A アルファ米体験と試食 大風や地震など災害時に、通常のような食料を確保することが困難な時、非常食として市民のために行政が保存・確保している非常食(アルファー米)の試食を行った。 Wikipediaより引用: 「アルファー米」の利便性について: 自然災害が発生すると、その程度によりライフラインのうち、電気、都市ガス、水道が一時的に若しくは中長期的に利用できなくなる可能性がある。そのため、被災後は日常の食事や衛生的な食器を利用した食事を口にする事が困難となる場合を想定する必要がある。 特にアルミ蒸着や箔のフィルムによって包装されたアルファ化米は、容器に熱湯また冷水を注ぐだけで米飯が喫食可能であり、食後は廃棄物の量が削減できるために衛生面、環境面でも優れている。 午後の部(PM1:30〜3:30)「パパママ救急講習会」が行われた。子どもの予期しない事故やけがなどの応急手当の講義と、人形を使った実技(心肺蘇生法など)を行った。受講される対象者は、未就学児を持つお父さんやお母さん。 幼い子供を育てる両親にとって、戸外や家庭内で起こる、突然の子どもの心肺停止状態に落ちいるような緊急事態に遭遇することもあり得ることなので、日本赤十字千葉県支部の講師の方の説明や、実際に人体模型を使って緊急時の蘇生方法などを、指導員の指導を受けながら実習を行っていた。
子供が心肺停止状態になった時には、まず呼吸の確認を行い、次に人工呼吸と心臓マッサージ(胸骨圧迫)を行い、さらにAEDで電気ショックを与えて蘇生や心臓の微細動を正常に戻す。 AEDを使った蘇生法についても、当然大人の場合と子供の場合では使用方法に違いがあり、子どもに使用する場合には心臓にかける電圧を調整する減衰器のようなものを使って、子どもへの負荷を減らすように指導された。 レポート:S.K
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