鎌ケ谷市の賑わいと町の活性化を目指した、鎌ケ谷市商工会の工業部会が主催する「しんかま屋台村」が、アクロスモールの南側、北総開発鉄道の高架下100m程の空き地を利用した屋台村が8月1日オープンした。屋台村は@昼の部 AM10:00〜PM3:00 A夜の部 PM5:00〜11:00 営業日は木曜日〜日曜日の毎週4日間。定休日は月曜日から水曜日まで。この屋台村は高架下が「イートインコーナー」となっていてその向かいが出展スペース(最大10店舗)となっている。昼の部と夜の部の出店者は交代する事となる。 昼の部 AM10:00〜PM3:00
8月1日(木)の午後に昼の部を行っている「しんかま屋台村」を取材した。オープン当日の午前中は商工会や市役所、鉄道会社など関係者も多数参列して盛大なオープニングセレモニーが催された名残のピンクのゴム風船が沢山北総開発鉄道高架下の通路側柵に飾り付けられてあった。取材時は3時頃に近く、昼の部閉店時間に近かったため、一般市民の方も少なかったが、入口に置かれた屋台村オープンの説明チラシや参加店紹介など資料を持ち帰る市民も多く見られた。出展者は商工会に属する地元の飲食業、小売業、サービス業であるが、中にNPO法人Jump Upの会の屋台(移動用ワゴン車)で出店されていた。このNPO法人は東日本大震災の後、被災地の福島の人々を慰問・激励するため移動用ワゴン車を仕立てて、被災地の現地で福祉、教育の向上や支援活動事業を行い、また鎌ケ谷市を中心にした”まちづくり”を行っている。当日の出店数は8店舗ほどであった。
夜の部 PM5:00〜11:00
8月9日(金)の夕方7時過ぎに、再びこの「しんかま屋台村」を取材した。夜の部という事で出店される業者の方も入れ替わり、この時期は子供たちの夏休みとお盆も近いという事で、市内も比較的で歩く人も少なくなる時期であるが、昨夜は金曜日という事もあってか通勤帰りのサラリーマンのひとや、地元で買い物ついでに訪れた家族連れの市民の方たちなど、結構イートインコーナーには腰かけて、夏のひと時飲み物やジュースやソフトクリームなど、それと何と言っても暑い夏の夜には焼き鳥と生ビ−ルで一杯と、お店の前には行列ができていた。変わり種では中近東で売られているケバブ(串に刺した多くきな焼き肉をスライスしたもの)の店舗もあって、買い求める人が見られた。
商工会の発表によれば、この「しんかま屋台村」は2013年8月から2年間の営業で、期間限定の街の賑わいづくりの実験場となる。同じ鎌ケ谷市内でも、新鎌ヶ谷駅周辺は新しく住宅やマンションが建ってこの地域の人口は増えているが、一方では鎌ケ谷や丸山地区の様にグリーン通りに面した場所では、既存店が次々と閉店に見舞われ、同じ市内でも地域間格差が生じている。今年の秋(11月頃)には初富交差点そばの旧鎌ケ谷ショッピンセンターが建て直されて、イトーヨーカ堂の食品販売を中止ととした大規模店舗が再開される。市内で高齢者が増える中、今まで鎌ケ谷ショッピンセンター閉鎖で不便をしていた、周辺の高齢者の方にとっては近くで買い物ができる事の便利さを喜んでいる。 |