2011年1月正月気分もようやく抜けかけた週末の15日(土)、市内の中央公民館で「2011かまがや環境フェア」が開催された。 ショッピングプラザ前の広場では、かまがや環境市民会議による市民への家庭でも簡単にできる生活排水の環境負荷軽減の実践をパネルや展示物(食器に付着した油の汚れを取らないで、そのまま下水に捨てた場合の汚染の状況実態)と、家庭でも出来るエコラフとして、食器に付着している油をふき取る「ふき取りペーパーとヘラ」を先着順で200名の市民の無料配布していた。(印旛・手賀沼 環境あっぷ協議会)説明員の方によれば鎌ヶ谷市で排出した下水は大津川を経て印旛沼に流れ込み、沼の水質を汚染しているので、市民の一人ひとりが生活排水の、特に使用済みの食用油や食器に付いた油類などを配布したペーパーなどでふき取り、油を吸収して油の垂れ流しを止めれば、手賀沼の水質改善にかなり貢献できるとの事。
この環境フェアには市の環境課も協力をして、2階の展示コーナーに市内で環境保全活動に取り組むNPO法人や公益活動団体の紹介の他、太陽光発電などのパネル討論会に協力した東京電力の展示など、多くの環境活動を紹介したパネルや写真、パンフレットなどが準備され配布された。
フェアー当日のプログラムは、午前中は@ 太陽光発電に関するパネルディスカッション 午後はA緑のカーテンコンテスト表彰 B環境変化による北極熊の生態への影響を記録した「北極のナヌー」の映画会が催された。
午前中の太陽光発電に関するパネルディスカッション「我が家の太陽光発電〜その費用と効果〜」では、太陽光発電装置の施行業者の方の説明と、実際に太陽光発電設備を早くから導入され(17年前より利用)、自宅でも環境へ負荷軽減を考えた、太陽光発電(2.6Kw)、太陽熱温水器、温水を利用した床暖房、大容量の雨水貯蓄層の設置、夏季に雨水を屋根に散布して温度上昇を抑制、国産材を利用した日当たりと風通しの良い環境共生住宅を先進的に採用された市民の方の説明があり、早くから環境問題に対する認識の高さと、自宅への導入実践などその先見性に大変興味が引かれた。 (レポート:S.K)
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