市内で障がい児の放課後デイサービスや地域活動支援センター”おんりい1”を運営するNPO法人きららが毎年この時期に開催する「お楽しみ会」が平成22年12月25日(土)午前10時から市の総合福祉保健センター6階大会議室に於いて、障がい児の児童やその両親、サポーター(賛助会員)、各NPO法人、市の関係者や市長を迎えて開催された。
最初に、この「お楽しみ会」を主催するNPO法人きらら理事長の松村幸江さんより、地元で放課後デイサービス活動や”おんりい1”活動も今年で12年目に入り、その間子ども達も成長し頼もしさも感じるこの頃であり、児童たちが自立に向けて、個々の活動を増やしその中で多様な経験を積んで社会の一員として自立していけるように、所員・スタッフともども画毎日作業に励んでいる事の報告と、きららの活動を支えてくださる多くの方々に感謝が述べられた。
来賓の代表として清水聖市長から祝辞と挨拶が行われ、ついで川西教育長より日頃の福祉活動への御礼と今年もこの様に多くの関係者が一同に会して「お楽しみ会」が開催されることに対して事務局・関係者へ開催準備の御礼と祝辞が述べられた。
少年の司会によって、本日の「お楽しみ会」がスタートした。当日来賓として出席された市会議員の方や、市の福祉関係者、NPO活動を日頃からサポートされている協力者の紹介など、また当日参加したNPO法人も紹介された。この後、集合写真の撮影が行われ次にプログラムに沿って、子ども達がこの日のために練習を重ねてきた踊りの発表などが行われた。 子ども達の発表の後、会場の後ろに設けられた人形劇用の舞台で、人形劇団「青い鳥」による”花咲かじいさん”や”花と虫の人形劇”等が行われ、子ども達はこの人形劇を楽しんでいた。この話の中で出てくる犬が意地悪じいさんに殺される場面では、子ども達から悲鳴が上がった。
この後は、NPO法人感声アイモによる紙芝居と大型絵本の朗読が行われた。大型絵本の朗読をするオレンジの目立つ作務衣を着た菅原氏の良く通る大きな声で、子ども達を絵本に釘付けにしていた。
午前の部が終わって、会場にいる子ども達と両親、きらら所員・スタッフや関係者の方たちとの会食の後、午後の部が始まる。市内で太鼓の演奏のボランティア活動を行う「匠太鼓」の皆さんによる元気な太鼓演奏に続いて、毎年奇抜なコスティームで会場の皆を笑わせる「お母さんたちの発表」や「スタッフの発表」・「おんりい1」の発表が続いた。プログラムの最後はお楽しみの抽選会が行われた。 会場内は、前日からきらら所員や子ども達のお母さん達によって暖かいクリスマスの飾りつけがなされた。また、この1年間を通じて活動してきたNPO法人の活動内容を紹介する展示物も張り出され、来場者にイラストや写真入りで分かりやすく説明がなされていた。 (レポート:S.K)
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