平成22年3月20日(土)〜5月5日(水)AM9:00〜PM5:00まで〔毎週(月)を除く〕、三橋記念館(中央公民館)2階展示室に於いて、21年度 企画展として郷土資料館が「鎌ケ谷・昭和の日々」を開催している。 4月20日(火)・29日(木)、5月3日(月)のいずれもPM1:30より、学芸員によるギャラリートークも行われる。 会場入り口付近に展示された、展示物の中には資料として「鎌ケ谷・昭和の日々」写真集など販売しているので、興味をお持ちの方にはお薦めである。
企画展会場に出向くと、受付で鎌ケ谷市郷土資料館が作成した「鎌ケ谷・昭和の日々」関係年表が無料配布されている。(昭和2年〜昭和63年までの鎌ケ谷の歩みが記載されている。) この企画展全体は過去の写真パネル展示をメインに、戦前の戦局を伝える新聞記事や戦前鎌ケ谷の尋常小学校で使われた教科書(修身・国語・地理・歴史など)等が展示されている。また、戦後(昭和21年以降)学習研究社より発刊された学習雑誌「一年生の学習」「二年生の学習」など、懐かしい雑誌も展示されている。
戦前の鎌ケ谷村の写真、戦後の鎌ケ谷街の開発状況など、今では想像も付かない東京近郊の農村地帯が写真で見られる。写真パネルには「東武野田線鎌ケ谷駅」「鎌ケ谷駅前商店街」「新京成線初富駅」「木下街道」「精工舎通り」「中央消防暑周辺の風景」など、当時の貴重な写真が多く展示されている。
現在も新鎌ヶ谷駅周辺の再開発で、新しい商業施設や病院、スーパー等に加え、続々と高層マンションが建築され、鎌ケ谷市の人口も10.6万人付近にまで増えてきている。しかしこの企画展の資料によれば昭和5年には人口はわずか5千名弱であった。 (注:写真の中にフラッシュの反射光が一部写っているが、筆者のカメラ操作がまずく一部見苦しくなっているのは、腕の未熟とご容赦願いたい。) (レポート:S.K) |