2009年も最終月の13日(日)午後1時30分から2時間余り、市総合福祉保健センター6階大会議室に於いて、第21回となる「KIFA PARTY 2009」が鎌ケ谷市国際交流協会によって開催された。
当日は天候にも恵まれ会場には開催時間前から年1回の恒例行事を楽しみに市内在住の外国人の方とその家族、外国人のホームステイに協力された市民や、KIAF会員、その他多くの関係者の方たちなど200名を越える人たちが集まり、再会を喜んだ。
今回KIFAパーティーの司会進行は中国出身(広東省広州市)の女性(野村さん)。オープニングの挨拶で、日本語・英語・中国語の3ヶ国語でスピーチ、会場の参加者もこのスピーチで一気に国際色を感じた方も多かったのでは。 パーティー開催に当たり、最初にKIFA 酒井会長の挨拶に続き、来賓の清水市長は司会の求めに応じて中国語で挨拶をされるなど国際交流パーティーの幕開けにふさわしい挨拶だった。 その他周辺市の国際交流協会役員の方、市役所幹部、教育長などの挨拶に続いて、市議会の池ヶ谷議長より(アルコール抜きの)乾杯の音頭が発せられた。
アトラクションに入る前に、暫く歓談の時間が設けられた。 会場内にはいくつものテーブルに軽食・スナック菓子・果物・寿司・飲み物などがきれいに並べられ、参加者もテーブルを囲んで楽しい会話が弾んでいた。また、会場の後方にはKIFA会員や関係者による国別ブースが設けられて、お国柄を紹介する珍しいお菓子や・グッズ・パンフレットなどが展示・販売されていた。参加国のブースは韓国・香港・ペルー・キッズブース・ワカタネ交流紹介(鎌ケ谷市)、味・匠の会(スープ2種類の無料サービス)等が設けられ、会場内の参加者が立ち寄り展示者の方と楽しそうに話を交わされていた。
たまたま、ブースで展示を行っている市職員の方に話をお聞きすると、昨年で市内に在住される外国人の方は約1200名ほど、市内に住まわれる外国人の方も少しずつ増えているとの事。なお、市内在住の外国人で国別の人数上位3ヶ国は@フィリッピン A中国 B韓国または朝鮮となっている。この3ヶ国で全体の60%ほどを占めるそうだ。 会場の外のロビーでは、鎌ケ谷市茶道協会によるお茶席が設けられ、希望する人はどなたでも和菓子とお抹茶を頂くことができる。筆者も美味しいお抹茶を頂く事が出来た。
アトラクションは、最初に太極拳(Tai Chi)の模範演技を上森さん、壇さんのお二人で披露された。
ついで鎌ケ谷市在住のソプラノ歌手である河内 夏美さんによる素晴らし独唱を聞かせてもらった。曲は@オペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」A「タイム・トゥ・セイ・グッドバイ」B懐かしい日本の唱歌「通りゃんせ」である。一般的な音楽会と違い少し会場内はざわついており、演奏会の様な形で聞けたらもっとすばらしかったと思われた。 また、英会話の先生の指導で、スマイリーキッズ「子ども英会話」達は英語でクリスマスソングを歌ってくれた。
可愛いスマイリーキッズの歌が終わると、会場の後方から賑やかな鐘やドラの音が聞こえてくる。これは韓国民族音楽の「サムルノリ」で、韓国の留学生たちが鮮やかな民族衣装に身を包み鐘と太鼓で円を描いて踊ります。会場内を踊りながら一周した後、舞台の上に勢ぞろいして、学生の代表(女性)からこの「サムルノリ」の言われを説明してくれた。サムノリの演奏は4つの楽器で構成され、小さな鐘(ケンガリ)の音は雷を表す。小鼓の様な形をした(チャング)の音は雨を表す、その他小太鼓は(プク)で音は雲、ドラの様な形の楽器の(チン)音は風を表すそうだ。(注)韓国「サムルノリ」の楽器について詳しく知りたい方はここをクリック! 楽器の説明の後、民族音楽の演奏をしてくれた。最初はゆっくりとしたリズムで、徐々に音が大きくなりズムも早くなる。しばし会場内の参加者も演奏に引き付けられていた。
KIFAパーティー催しの最後は、お楽しみのビンゴゲーム。入場の際に渡されたビンゴカードを、舞台の上で発表される数字の順に従って、カードの数字を指で押して縦横斜めと一列に並んだ方が賞品をもらえる仕組みだ。 筆者も、今回のKIFAパーティーに参加して取材している間に、会場内でドイツから来ている青年と話す機会があって拙い会話力だが、何とか意思疎通が出来、しばし国際交流を体験する良い機会が持てた。 (レポート:TOMY) |