今年も鎌ケ谷市商工会が主催する「夏祭りが」市内6ヶ所で行われる。7月には東中沢商店会、大仏南通り商店会 8月には1日・2日と東部鎌ケ谷駅前商店街振興会、大仏商店会、中央商店会、さんちく会の各商店会が地元の市民との交流を深める「夏祭り」を実施した。
子供達が夏休みの最中、市内各地で催される「夏祭り」には日中の暑さを避けて夕方から開催されるところも多く、市内でも比較的規模が大きい、東武鎌ケ谷駅前商店街振興会の「夏祭り」は東武鎌ヶ谷駅西口広場と「ペアーロード」を歩行者天国とし、また駅前東口ロータリーには櫓が組まれ、8月1日(土)〜2日(日)の夕方4時半から夜の8時半まで開催された。 西口ペアーロードの歩行者天国では、商店街の店先に多くの屋台が並び多くの市民がカキ氷や飲み物、焼き鳥とビールまで販売されており、子供達にも楽しめるように各種のゲームやおもちゃ類も展示販売されていた。東口では丁度ロータリーを囲むように見物客が集まり、普段の日はタクシーが乗客待ちをする駐車スペースで市内の「よさこいソーラン」を踊る地元の孔雀連グループが演技を披露していた。また夕闇が迫る頃には東口にくみ上げられた櫓を中心に「盆踊り大会」が開催される。
今までは初富駅近くの「鎌ヶ谷ショッピングプラザ」前広場で例年催されていた、中央商店会の「夏祭り」会場も今年から、新鎌ヶ谷駅近くのジャスコ鎌ヶ谷店広場(市役所側)に移り「夏祭り」の露天が並び、多くの買い物客が子ども連れで立ち寄っていた。今までと比べてもロケーションがよくなったのか以前に比べて、夏祭り会場に立ち寄る人が増えている。 小規模な商店会では、なかなか「夏祭り」会場に多くの集客は難しく、やはり大型スーパーとの協力も得て開催する事が成功に繋がるのではと思えた。
この鎌ヶ谷市も、首都圏のベットタウンとして人口も近年10万人を越えて10.6万人近くに増加してきている。特に新鎌ヶ谷駅周辺を中心に開発が進み多くの商業施設やマンション、戸建住宅の建設が進み、新しく鎌ケ谷市内に移り住んできた市民との交流促進が求められる。こうした中で商工会が主催する「夏まつり」で地元商店を中心とした市民との交流の場を造り出す場として役立っている。 夕方、浴衣に着替えて家族連れで夏祭り会場に足を運び楽しむ、昔ながらの縁日の風情は、訪れる人の心を暖め、屋台をひやかし買い物する会話の中で、日常疎くなりがちな地元の人たちとの交流を少し深める。 (レポート:TOMY)
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