今年で3回目となる団塊の世代のための地域デビューパーティーが、4月25日(土)午前10時から午後3時まで、市総合福祉保健センター6階大会議室において開催された。 この団塊の世代デビューパーティーは、60歳で定年時期を迎える方が在職中は、今まで地元との交流の機会がほとんど無かった方たちが退職後、地域での活動を始めるに当たって彼らの活動を支援する交流プログラムである。 「さがそう! 来て・見て・触れて・一緒にやりませんか!」と来場者に呼びかけ、地元での活動を始める一助にしてもらおうと鎌ケ谷市が主催し、それにセカンドライフ支援隊と鎌ケ谷市社会福祉協議会、鎌ケ谷市商工会が協力して市民活動見本市を開催したものである。 この市民活動見本市は、セカンドライフ支援隊の古田氏の司会で始まり、最初に市職員担当課責任者による挨拶に続いて、イベントが午前10時より開始された。
当日の参加団体は、商工会に加盟する地元企業3社(私市醸造株式会社、茂野製麺株式会社、(株)千葉オニオン)や鎌ケ谷のふる里産品展示もあった。また(社)社会福祉協議会のボランティアセンター、鎌ケ谷市シルバー人材センター、市クリーン推進課などの展示に加え、各種ボランティア団体やNPO法人も参加した。 会場内の各ブースでは、参加企業による商品の展示即売も行われた。
団塊の世代デビューパーティーに出展・参加、協力をした団体は以下の通りである。 セカンドライフ支援隊、エコネットかまがや、鎌ケ谷レクレーション協会、粟野の森の会、明るい選挙推進協議会、おても座、押絵「浜の会」、NPO法人童謡文化を広める会、鎌ケ谷チルチルグリークラブ、NPO法人かまがや地域情報の窓、ぶらり鎌ケ谷、ぶらり鎌ケ谷、絵手紙の会、ゆうゆ四季の会。
今回の団塊世代のデビューパーティーは市民活動見本市と銘打って、地元で各種のボランティア活動やNPO活動を行っている団体やサークルが、会場内に各ブースを設けて日頃の活動成果を発表展示した。 また、鎌ケ谷レクレーション協会では、イベントの最初に「アイスブレイク」活動を来場者の参加で、初めて出会う人たちとの交流を深める一つの手法として、ゲーム形式でお互い見知らぬ同士が相互に挨拶や肩たたきなどをして交流を深めた。
商工会加盟の3社からは、各社の事業内容について説明が行われた。地元環境保護活動を行うの「エコネットかまがや」代表からは環境保護やエコ活動の取り組みについて説明が行われた。地元NPO法人で「童謡文化を広める会」の活動状況と、童謡文化を広める活動の目的について説明がなされた。また高齢者が多い男性の合唱団「鎌ケ谷チルチルグリークラブ」による懐かしい童謡や、皆で輪唱をする「静かな湖畔」などを合唱した。鎌ケ谷に数少ない自然環境を残す粟野の森の環境保護活動を行う団体「粟野の森の会」から、粟野の森の自然保護の大切さと、そこに生きる小動物たちを守るための森林保護の必要性を訴えた。 身体障害者を支援する団体「ゆうゆう四季の会」からは、会場内に歩行コースを設けて、健常者がアイマスクを付けてにわか視覚障害者になって歩行体験を行うなどユニークな体験を披露していた。参加者の感想では、階段を降りる時が一番怖かったともらしていた。
イベントの最後は、市内で老人施設など慰問活動を行っている「おても座」の皆さんによる、笑福おどりや、太鼓演奏、よさこいソーラン踊りなど年齢を感じさせない元気な踊りを披露していた。
午後3時のイベント終了時には、セカンドライフ支援隊の大阿久会長より本日会場にお越しいただいた市民の方への来場の御礼と、地域デビューパーティーに参加された出展者や出演協力者の方々に、感謝の言葉が添えられた。 |