平成21年4月4日(土)市制記念公園で、今年5回目となる鎌ケ谷市NPO連絡協議会主催の「桜まつり」が開催された。この行事には地元の商店会(花と公園通り商店会・さんちく商店会・大仏商店会)と南初富連合自治会が後援した。 今年の桜の開花は2月が暖冬であったため開花が早まり開催当日の桜が散り始めているのではないかと心配する面もあったが、3月21日の首都圏の開花宣言以降寒い日が続いたので鎌ケ谷市内では桜の開花が少し遅れて、開催当日の開花状況は八分咲きという感じであった。
市制記念公園には、子供たちもまだ春休み中とあって、家族連れや、グループでお花見に来る人達も多く、公園の入り口付近で”桜まつり”の催しを行っているイベント広場には、途中に立ち寄って催しを見たり、模擬店で買い物する人など花見客が多かった。 今回のイベント開催に協力した「はなこうネット」会員による、加盟会員の携帯サイト(QRコード)を印刷したティッシュペーパーもサイトPRのため、来園者に無料配布された。 第5回桜まつりの開会式では、主催者側の五十嵐理事長の挨拶に続き、花と公園通り商店会・さんちく商店会の代表から挨拶があった。また市会議員の方や県議員の方も祝辞に駆けつけていただいた。 「桜まつり」の会場は正午から夕方5時頃まで、市制記念公園の入り口管理棟付近で会場を設営し、公園入り口付近に参加団体による模擬店が並び、手作りのクッキー、菓子類、フランクフルトソーセージ、焼きイカ、甘酒、子ども向けのヨーヨーや射的コーナー、綿飴、焼きソバ、飲み物などの販売が行われた。天候が良かったせいか、花見客や子どもを連れた親御さん達が模擬店に立ち寄って買い求めて下さったお陰で、昨年に比べて売り上げも伸びたと関係者から伺った。
今年の「桜まつり」イベントでは、新しく「よさこい 孔雀連」の皆さんも初参加、一糸乱れぬ華麗な演舞に立ち見客も目を奪われていた。また、毎回この”桜まつり”に出演してくださる「笑福踊り おても座」や、「匠太鼓」の皆さん達の協力を得て、開催時間中に各2回づつ演技を披露した。
比較的高齢者の女性の方が多い「おても座」の皆さんも、手作りの”ひょっとこ”のお面をかぶって軽妙な演技に、笑いを誘い、獅子舞の演舞を囃す太鼓や笛の演奏やよさこいソーラン踊りでは、メンバーの歳を感じさせない元気な姿が印象に残った。続く「匠太鼓」の親子による勇壮な大太鼓と平太鼓の乱れ打ちや子供達も太鼓演奏に加わった元気な演奏に、思わず観客の皆さんも、すばらしい”ばち”さばきに聞き入っていた。
今年の「桜まつり」には、高齢者のご夫婦で組み立て椅子を持参してイベント会場の最前列に座って、楽しそうに各出演者の演技を見物している姿が印象に残った。第一ステージが終わった後、主催者側から見物客に向けたプレゼントのジャンケン大会が行われた、孔雀連のリーダーと見物客の間で5回ほどのジャンケン競技で勝ち残った人が賞品(レトルト保存食)を獲得する。瞬く間に用意した賞品も無くなって、10分ほどの間を置いて第二ステージが開催された。
第二ステージが開催されている途中に、車椅子に乗った身体障がい者の方が家族に付き添われて、このイベントを見るためステージ横の事務局席に案内されイベント行事を楽しまれている姿も見られた。 (レポート:S.K) |