「東葛まちづくり交流会」鎌ケ谷市にて開催



   
 鎌ケ谷市での初開催となる、第12回大会 東葛まちづくり交流会が東部学習センターレインボーホールに於いて開催された。今年度の「東葛まちづくり交流会」は市民公益活動応援講座として「NPOの元気の源」をテーマに交流会を実施した。この交流会の主催は「東葛まちづくり交流会実行委員会」で、共催として鎌ケ谷市(市民活動推進課)、J&T(東葛)まちづくりセンター運営協議会、協賛として鎌ヶ谷青年会議所が参加した。

大会実行委員長 テーブルディスカッション(1) テーブルディスカッション(2)

 当日のイベントは、会場となるレインボーホールを二つに分けて、前方をテーブルディスカッション及び発表コーナー、後方を参加NPO法人及び公益活動団体のパネル展示コーナーとして利用された。
 交流会は午後1時より始まり、第一部のテーブルディスカッションには参加NPO法人の代表6団体のパネリストによる講演が行われ、それらテーマに基づいて、参加者が自分の興味のあるテーマ毎にテーブルに集まり、世話役の進行の下各テーマについて意見交換がなされて、まとめとして世話役が意見集約し発表した。

3グループに分かれて討議 テーマについて意見交換 討議のまとめ発表

 講演を行った6団体のパネリストと講演内容は以下の通り
@「KAO(カオ)の会」・・・・活動のマンネリ化を防ぐ方法について
A「コミュニティ・コーディネーターズ・タンク」・・・・参加者に楽しさを感じてもらう方法
B「NPOさとやま」・・・・自治会などとの円滑な連携
C「日本こどものための委員会」・・・・発展的活動のための資金獲得の方法
D「ネットワークハーモニー」・・・・学校や行政との連携を円滑に行う方法
E「白樺派のカレー普及会」・・・・持続的な活動のための組織運営、仲間つくりなど

要約筆記の「あいあい」パネル ナルク東葛の説明パネル 鎌ケ谷パプリカのパネル
食育・健康食品のパネル バリヤーフリーとテント小屋パネル 戸定が丘協働プロジェクトパネル


当NPO法人の活動状況説明パネル 外国人の子どものための勉強会パネル

 各テーマ毎のパネリストを囲んで参加者との意見交換会は、短い時間ではあったが各参加者から実体験に基づく意見などがつぎつぎと出されて、参考となった。
 また、後方のパネル展示会場には参加NPO法人や公益活動団体の活動内容がパネルで紹介されて、参加各団体ごとに与えられる展示パネル投票枠の5票から、パネル展示の内容に共感した団体活動のパネルに投票シール(マーク)を貼って、最終的には投票シール獲得数の多い団体が、主催者側より表彰された。

表彰を受けた団体は以下の通り(得点数が多い順)で、表彰と賞金が授与された。
@ピースメーカーズ(柏市:駅前の公園清掃など学生が参加)
A粟野の森の会(粟野の森の自然を守る活動)
A下田(しただ)の森・自然公園友の会(松戸市で公園の自然を守る活動)
C鎌ヶ谷青年会議所パンプキンツアー(ハローウイン仮装で子ども110番協力家庭を巡回)
Dエコネットかまがや(鎌ケ谷市内で環境保護活動と啓蒙)

同じ2位の粟野の森パネル 1位のピースメーカーズ展示パネル 同じ2位の下田(しただ)の森パネル

4位の鎌ヶ谷青年会議所パネル 5位のエコネットかまがやパネル


 テーブルディスカッションと発表の後は、参加者との活動情報など交換する「交流パーティー」が引き続き行われ、夕方には第12回大会を終了した。

 この「東葛まちづくり交流会」には、当NPO法人も流山市開催に続き2回目となる。毎回参加者のパネル展示作品にも工夫が見られ、写真やイラスト、小物などの展示に加え、各種資料も準備して会場で配布するなど、まちづくりの活動に参加する団体の参加意識の高さが感じられた。

 
(レポート:KAIS 川俣)