平成19年12月8日(土)市の総合福祉保健センター5・6階に於いて、市内の障がいを持つ方々やこれらの方たちをサポートする福祉団体が参加して「かまがやふれあい冬まつり」が開催された。この冬まつりイベントの主催は「かまがやふれあい冬まつり実行委員会」である。当日は午前10時から午後2時までオープニングセレモニーの後、6階大会議室で発表会が午前と午後に別れて行われた。

 第1部(午前)は市内の福祉団体などの発表があり、楽しい合唱やカラオケ・ハーモニカ演奏・ダンスなど楽しい発表が行われた。今日の発表会に備えて各福祉団体では早くから練習を始めており、出演者達も精一杯の演技を披露した。
 午前の部に出場した団体は、NPO法人きらら、福祉作業所 友和園、身障センター、社会福祉法人 優幸会・みちる園、ドレミの会、生活の丘 梨の木工房などが参加した。

みちる園のコーナー NPO法人きららの皆さん 友和園のコーナー ポコ・ア・ポコのコーナー


 お昼には、5階と6階フロアーで昼食が販売されて、お弁当、焼きソバ、豚汁、チーズドック・クッキーなども、参加した福祉団体が販売していた。

 午後の部は1時から、発表会の2部としてラブリーフレンズ鎌ケ谷の皆さんによる社交ダンスが披露された。出演された方々は視覚障がいをお持ちですが、健常者と変わらないようにタンゴの音楽に合わせ、男女のペアーを組んで切れの良い踊りで日頃の練習成果を発表された。ダンスの後は観客席から大きな拍手が沸き起った。

ラブリーフレンズの皆さん タンゴのリズムに乗って ペアーでタンゴを踊る 観客の皆さんも感激

 「ふれあい冬まつり」の最後のアトラクションは、ミニ・オペラコンサートがソプラノ歌手の寺井ひとみさんとピアノ伴奏は塚本麻未さん、大学OB合唱団体に参加されている市内在住の吉川重清さんなどによって、コンサートが行われた。
プログラムでは寺井ひとみさんによる「この道」「待ちぼうけ」「こぶたのさんぽ」等が歌われた。市民のリクエストによって「千と千尋」のテーマ曲が歌われた。手話通訳の方が寺井ひとみさんのお話や歌の内容を耳の不自由な方たちに手話で伝えていた。

オープニングの挨拶 声楽家の寺井ひとみさん 吉川重清さん
寺井さんの素晴らしい歌声お聞き下さい!


 観客席におられる障がいをお持ちの皆さんも、拍手をしたり、出演者に声を掛けたり、この楽しい催しに参加出来た事を本当に喜んでいる様子であった。 
 筆者も、毎年開催されている「かまがやふれあい冬まつり」に初めて参加して、障害を持つ方たちが一生懸命、発表会で日頃の練習成果を発表しているのを見て感銘を受けた。発表会を支えた参加福祉団体やサポート団体、主催者側のご努力に一市民として感謝申し上げたい。

(レポート:S.K)