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真の政治主導を目指せ


         
  2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災された地域の皆さま、 ご家族、関係者の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一 刻も早い復興をお祈りしております。


    
 昨年の猛暑を上回る真に厳しい夏であった。2011年夏の平均気温は、1898年以降の114年間で4番目の
高さ。太平洋高気圧の勢力が約2週間周期で大きく変動し、梅雨入り・明けが平年より1~2週間早い地方が多かったのが、猛暑の主因とか。
 6月に埼玉県熊谷市で最高気温39.8度を観測し、史上初めて6月の気温も更新した。
「暑さ、寒さも彼岸まで」と言うが、正に今年の猛暑も9月の23日の秋分の日(御彼岸)を境にして、一気に涼しくなった気がする。それからは日一日と気温が低下し、まさに秋冷の候に突入した。また、今年は台風が多かった。その台風は近畿地方をを中心に断続的に襲った。そして、これまでの夏の暑さは完全に消えうせた。


    
       
 
 野田内閣が発足して、はや1か月を過ぎた。何か大きな変革が現われたのだろうか。どうも、そんな気配は無さそうに思う。党内融和に心をくだき、内閣も党の要職にも党内各派の人脈を配慮した布陣が目立った。そして、ねじれ国会の中、野党対策としては低姿勢一本やりでいく手法が見て取れる。法案の順調な通過を願うあまり、前回の衆院選で掲げたマニフェストは日ごとに消えていくだけである。
 何よりも空しいのは、安全運転を心掛けるあまり、野田総理からも官僚言葉しか発せられないことだ。官僚の作成したメモを読み上げるだけでは、国民への真のメッセージは伝わってこない。あの民主党代表選における真摯な気持ちはどうなったのか。

 総理が「泥臭くても頑張る」つもりでも、各閣僚は大臣になった嬉しさで一杯だ。もちろん、緊張もしている。しかし大臣としての資質そのものがない者が結構ふくまれている、と見てよいだろう。公になった資質欠如大臣の筆頭は、鉢呂吉雄元経産相であろうか。
 就任わずか9日目の9月10日に辞任した。追い詰められ焦りの色を深める、民主党政権を救うはずの新内閣を揺さぶり始めた。 鉢呂氏は9日、福島訪問後の記者会見で、震災と原子力発電所の事故で大きな被害を受けた市街地を「死の街」と呼んだ。だが、それにとどまらず、不適切な発言が相続いた。 確かに人の住んでいない街は「死の街」に見えるだろう。英語で言えばゴーストタウンだ。

 この程度の軽い発言で、辞任を要求するのはおかしいとの話もある。これが街中の噂話程度ならば、そうかも知れない。問題は大臣が福島の被災地を視察した直後の記者会見であり、その発言は決して軽くない。死の街、すなわち人の住めない街にしたのは誰か。帰りたくても帰れないのは誰のせいなのか。
 故郷を失った現地の人なら、誰でもそう思うだろう。その辺があまりにも甘すぎる。そのあと謝罪をしたが、それは後の祭りだ。そんなものは意味をなさない。おまけに、オフレコとは言いながら、取り巻きの数人の記者の中で、「放射能をつけちゃうぞ」との発言が明らかにされてしまった。担当大臣がオフレコであろうと、こんな発言が許されるわけはない。辞任は当然の成り行きであった。

 党内融和が基本的な組閣方針であり、民主党そのものが政権担当の経験も浅い。そんなことで、とんでもない大臣が出現する。一川防衛大臣、本人が全くの素人と認めているのだから、呆れて何も言えない。こんな素人大臣を配置して、果たしてこの国の安全は大丈夫なのか。
 一川保夫・防衛相の「(私は)素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」という発言は、全くの的はずれもよいところだ。 一川防衛相は「素人」発言について、 「ほとんどの国民は(安全保障政策には)素人。専門家でなく、国民目線で国民が安心できる政策が大事だ」という趣旨だったと記者団に釈明した。この釈明自体が、とんだ勘違いであり、間違いであることに気付いていないのは本当に心配だ。

 中国やロシア、北朝鮮、韓国などの国々は「自らが素人と公言する防衛相が就任した隙を突いて、自国の権益を拡大しようとするだろう。元来が外交ヘタなわが国だ。野田総理も例外ではない。「素人が統制するのが本当のシビリアンコントロールだ」という一川発言自体については、絶対に間違いである。

「政治家が実力組織たる自衛隊や軍隊を統制する」「軍事より政治が優先する」というのが文民統制の考え方であろう。防衛相がズブの素人では国防は出来ない。世界各国の情勢を絶えず把握し、同盟国たる米国との関係や近隣の中国・韓国との関係、北朝鮮の動向を見ながら、わが国の防衛はどうあるべきか。万一の場合には自衛隊をどう動かすべきか、そこまで考えねば防衛大臣は務まらない。「ほとんどの国民は素人だから、自分も素人でよい」。こんな考えでは、日本の安全を委ねることは出来ない。

 素人の政治家はいらない。単なる数あわせだけで当選した議員たちは、もっともっと、しっかりと勉強せよ。被告人たる小沢親分の後ろに従っているだけでは、同じ事を繰り返すだけだ。
 
 
          
          真の政治主導とは

 民主党政権になってから「政治主導」のかけ声が響く。だが、かけ声ばかりで実績はゼロに近い。総理を始め皆が「政権主導」の意味をはき違えているからだ。官僚もこの政権のふるまいに慣れ、順応し、大別して三つの流れができた。官僚のほうが遥かに知恵が働く。
 一つは、政策立案への関与を取り戻し、政治家をうまく使う「積極的官僚主導」とでも言うべき現象である。二つには、積極的な政策関与を半ば諦めつつ、取り返しのつかない事態を避けるため、本来なら全力をあげるべきところで手を抜くことで政策の方向をずらし、ダメージコントロールを図る。こんな話が漏れてくる。
 
 【政治主導】とは、政治家が官僚に依存せず主体的に政策の立案・決定などを進めることである。日本では、官僚が実質的に政治の主導権を掌握している状態にあるが、民意を政治に反映させるためにも、選挙で選ばれた政治家が国政全般を主導していくことが望ましいとの主張がなされている。一方、【官僚政治】とは、官僚が実質的な支配権をにぎり、幅をきかせる政治である。このことは一般的な常識であろう。

 民主主義の国では、国会議員が法律を作り、その法律に基づいて公務員( 官僚)が仕事を行う、というのがルールである。ところが、実際には、国会議員に対して公務員が「こういう法案を作ったから通して下さい」とか、国会議員が公務員に対して「こういう法律を作りたいけど、具体的な中身を作ってくれ」という形で依頼をしているのが実態である。このため、実質的に、法律の中身を決めるのが公務員になってしまっている。
 国会議員というのは、選挙という国民の審査によって選ばれた人間だ。一方、公務員というのは公務員試験に通っただけで、国会議員のように国民に選ばれたわけではない。つまり、国民に選ばれたわけでもない人が、実質的に法律を作っている。また、そのために、自分たちの都合の良いような法律を作っている、ということで批判がされていることになる。

 もっとも政治主導、官僚主導と言っても程度問題という部分がある。実際に仕事をするのは、公務員である。国会議員というのは現場を知らないことも多々ある。そういう人が作った法律では現場が混乱してしまってどうしようもない、ということが起こり得る。また、国会議員は衆議院で最長4年、参議院で6年間の任期しかない。政権交代などで数年単位で変わってしまうこともある。いまや、毎年総理大臣が代わる。そのたびに、ころころと法律が変わったら、というのでも現場は混乱してしまう。そういう点で、ある程度は公務員の声を入れざるを得ないのは間違いない。
 アメリカなどの場合では、行政権の長である大統領に法案の提出権はない。また、政権交代が起こると公務員の上位の人事というものも、それに併せて交代する制度となっている。一方、日本の場合は政権交代などが起こっても、公務員の人事はそのまま維持される。そのため、公務員が強い力を持ちやすい、ということが言える。

            


 鳩山内閣でも菅内閣でも、【政治主導】の意味をはき違えており、ここに大きな錯覚があったと思われる。まず、各省のトップが集い、お互いの調整などを行う事務次官会議をなくしたことだ。これにより、省庁間の調整は内閣で取り仕切ることになった。官僚トップに変わり政治家が実務を代行しようとするわけだ。こんなこと、出きるわけがない。いわば役所の仕事を代行するのだ。議員という身分は高いが、その能力とは別問題である。役所の仕事はまったくの素人である。このため、副大臣をはじめ、多くの議員を政務官として役所に送りこんだ。
 それで、役人に代わる仕事はきちんと出来たのか。出きるわけはないのだ。数十年も勤め上げた官僚に勝る仕事が出来たら、公務員試験もいらないし、大幅な人員削減も簡単にできるわけだから。

 おっちゃんは思う。【政治主導】とは政治家が細かい仕事や小さな事柄にいちいち口を挟むことではなく、大所高所から役所の仕事を観察し、真に官僚が国民の目線で仕事をしているかをチェックし、指導することと考える。細部の仕事などは官僚に叶うわけがない。役所の言いなりにならぬためには、日頃の勉強が欠かせない。
 
 野田内閣になって、官僚依存型への変身が目立つ。財務相の言いなり内閣とも揶揄される。ひどいのは、前内閣で野田財務相が認可した埼玉県朝霞市の官僚宿舎だ。
 公務員宿舎―「官の論理」を押し返せ。これは、まずい。さすがに、野田首相もそう気づいたのだろう。埼玉県朝霞市での国家公務員宿舎の建設を、見直すことを示唆した。そして、週明けの日に、現地を見にゆき最終的に判断することになった。
 こんなものは、いまさら見なくても結論は明らかだろう。大震災の被災者、原発事故の被害者が住まいの確保に、いまも苦労している。復興のための増税をこれだけ議論しているときに、どうして見ないと決断が出来ないのか?

 多くの人々がこんな疑問を抱いている筈た。首相はきっぱりと、建設中止を決めるべきだ。
ことの発端は、おととしの事業仕分けにさかのぼる。格安の国家公務員宿舎について「宿舎が真に必要な公務員に限定し、原則として賃貸とすべきだ」との意見が出た。その結果、新築を凍結して、宿舎のあり方を検討することになった。
 そこで財務省は5年間で21万8千戸を18万1千戸に減らす計画をつくった。朝霞などは建てるが、東京都心の幹部用は廃止する内容だ。昨年末、財務相だった野田首相がこれを認めた。

 朝霞は13階建て2棟で850戸。75平方メートルの3LDKで、主に単身者用だという。家族向けとすれば、最近では1戸の広さが75平方メートルというのは、それ程大きいとは思われない。しかし、これは単身者向けなのだ。如何にも広すぎる。おっさんは30年前に購入したものが75平方メートル程度である。子ども3人の5人家族だった。

 公務員となると、こんなに優遇されるのか。小僧みたいな学校でたての若者に、なけなしの預金を差し出せというのか。あまりにも民をなめすぎる。先の国会で、野田首相は「変更するつもりはない」と答弁していた。安住財務相は「周辺の宿舎の売却で差し引き10億から20億円のプラスが生まれる。これを復興財源にあてる」との繰り返しだ。 これらの答弁に、問題の本質がくっきりと浮かんでいる。それは「官の論理」そのものだ、ということだ。

 大震災があっても、「決まったことだから」と何ごともなかったかのように巨費を投じて計画を進める。億単位の違約金を払ってでも建設を取りやめ、残りのお金を復興費用にあてるべきだとは考えない。 その揚げ句、新築と売却の差額の話を持ち出して、復興に貢献していると胸を張る。事業仕分けでの「原則として賃貸に」という指摘など知らん顔だ。

 およそ、「民の視点」は、どこにもない。 民主党政権の政治主導なるものは崩壊し、こんどは極端な官僚依存に陥った。 藤村官房長官は国会答弁の最中に、大臣の後ろに控える官僚が適切に、担当大臣にメモを渡さないとクレームをつけている。それは逆ではないのかな。もっと、しっかり勉強してから大臣にしたらどうなんだ。野田内閣になって、閣僚は余計なことを話すなとのかん口令がしかれているそうだ。その趣旨は発言ミスを避けるためである。前内閣で国会への出席を阻止された法制局長官は復帰し、各閣僚にはピッタリ事務方が付き添っている。閣僚の答弁は官僚の作成したメモを棒読みすることが多くなった。自分の言葉で話せないのだ。こんなのが、大臣閣下なのだ。ミス発言が怖くて、官僚を側にはべらせる。
 となると、大臣はみな落第か ?????。 そういうことになるのだよ。 どじょうさま!

話が少し変わる。
 各市町村では市長をはじめ、議員も職員も、皆が議員定数の削減や給与や賞与の削減に取組んでいる。しかし、こと国会議員に関しては、案件としては議員定数の削減などもあるものの、真面目に取組んでいる様子は見受けられない。まずは貝より始めよだ。自らの高待遇はそのままで、自治体や国民に負担を押し付ける。そんことが許されてよいのか。

 当鎌ケ谷市でも去る10月1日と2日に、初の事業仕分けがあり、市民から選ばれた評価員が36にわたる市の事業を評価した。評価員からは、「職員の勉強不足で議論が深まらない」との評価もあった。「こんなに厳しいとは」と、説明役の市職員が言葉に窮する場面もあったと報道されている。
 市企画財政課では「前例にとらわれず、現状を分析し、説明責任を果たす必要性を感じた」とのことだ。とりあえずは、この言葉を信ずることとしよう。
 
             

 先日の新聞を見て、こんなことありかとガックリきた。
大震災勃発後から保安院を代表し、毎日のようにテレビ会見を行っていた西山英彦なる経産省前審議官が執務室で、勤務中に女性職員と抱擁や口づけを行っていたというのだ。
 経産省によると、西山氏は今年3月下旬から6月にかけて相当な回数、経産省内の執務室で、勤務時間中に女性職員と不適切な行為をしていたという。週刊誌で暴露されなければ、益々エスカレートしていたことだろう。

 テレビ会見が終われば、女性と抱き合っていたというわけか。あ~あ、情けない官僚がいるものだ。家に奥様はおられないのか。それとも離縁されたか。そんなことは関係ない。こんなことが霞ヶ関の高級官僚の部屋で行われているとは、信じられない。でも事実は、事実で本人も認めている。どうしたものか。経済産業省は30日、週刊誌で女性問題が報道され、海江田万里元経産相から厳重注意された西山英彦前審議官(54)=を同日付で停職1か月の懲戒処分にした、と発表した。

 こんな輩に、高給を支払って養っているのかと思うと、無性に腹が立つ。「一時停職」とは何と甘い処分なのか。即刻クビにせよ。枝野幸男経産相は「今後二度と起こらないよう、全職員に規律徹底を図る必要がある。特に(原発事故で)被害を受けられた福島をはじめとする住民に改めておわびする」と述べた。こんな、ありきたりの説明は要らない。
 大臣の話も甘すぎる。これなどは、大震災以前の人間としての資質の問題ではないか。敢えて言う。停職中の西山審議官は即刻解雇せよ!! 民間会社ならば会社の名を汚したとして懲戒解雇されている。
 (C・W)


     快挙!! 倉島 大地さん(鎌ケ谷市立第二中学校) 体操の個人跳馬で優勝!

                

  
千葉県総合スポーツセンターで、7月に開かれた第65回千葉県中学校総合体育大会の跳馬で優勝。
  鉄棒で2位、ゆかで3位、個人総合2位の快挙。
  跳馬はあまり得意でないというが、
 「1日目の規定演技の評価が大きかった。2日目の自由演技もうまくいったので、結果がついてきた」と。

  つぎは高校生になってから、大会に。
 「将来はスポーツ選手として活躍したい。海外でも活躍できればうれしい」と先を見据えて
の決意も固い。
                                
                           ~朝日スポーツキッズ 9月30日号より引用~