新たな出会い・研鑚・社会貢献の場を求めて
可愛らしいチョコレートの数々
就活だ、婚活だと年明け早々も騒々しく、相変わらず不況感の漂う中、最も寒さ厳しい2月も終りを告げようとしている。著名なデパートも永年の店を閉じるなど寂しい近頃だが、何とか盛り上げようと節分用品やバレンタインのチョコレートは売り場に華を添える日々であった。つぎは「ひな祭り」。子どもたちよりも、爺ちゃんや婆ちゃんが楽しみかも知れない。
わずか数日の売り物と思われる限定商品の売れ残りは、どう処分されるのだろうか。まさか捨てられてしまうものではあるまい。チョコレートは包装を替えれば転用が効くが、節分の豆やら関連商品などはどうなるのだろうか。ちょっと心配だが、おっさんの余計なお世話かもしれぬ。
ここ数年、2月も間近くなると、旅行会社の海外旅行や国内バスツアーなどの新聞広告が増える。おっさんが好きだった中国旅行も、ご無沙汰してからもう4年近くにもなる。趣味の中国語の勉強がゼロになってしまったこともあり、同じ趣味の仲間が身近にいなくなったこともある。いずれにしろ、年々出歩くのが億劫になっているのは、まぎれもない事実だ。そういえば最近は飛行機にも新幹線にも、乗っていないことに気付く有様である。
怠け者と化したおっさんが春先に、ちょこちょこと利用するのが日帰りのバスツアーである。これは年に4、5回は利用する。阪急旅行社やクラブツーリズムでは、常連の顧客としてリストアップされている筈だ。彼らもこちらの心理を読んで、上手いタイミングで旅行案内を送付してくる。おっさんは、これにまんまと引っかかり、2月には2週続けてバスツアーに出かけた。しかし、この時期は雨も多いもので、2回とも降られてしまった。天気予報をこまめにみているが、数日前までは好天の予報が一日のずれで雨、ということが結構ある。お天道様だけは文句の言いようがないのが悔しい。
早くも咲いた熱海港のサクラ 大波に揺れるクルー これでは欠航もやむを得ない
海ほたる ポピーは一日で咲いた 苺は食べ放題 こんなものも千葉名産
(カステラ工房にて)
日帰りバスツアーは、気軽な気持ちで行けるのでまことに都合がよい。行き先を確認すれば費用を振り込むだけで済む。「海ほたる」などは同じ千葉県内で木更津から川崎を結ぶ至近距離なのに、おっさんは行ったこともない。このたびは、房総半島お花見ツアーなるものに参加した。
たまたま夕方近くに晴れて少しは雄大な景観も堪能できたが、よく晴れた日を狙えば海上から富士山も見渡せる。それだけで充分な癒しとなるだろう。壮大な景観の撮影が目的だったが、富士は靄の向こうでお姿を見せてくれなかった。
しかし受け入れる観光地も、悪天候の場合の対策がないとお客は大変なことになる。伊豆半島西岸沖の初島巡りツアーでは、一日中雨となり、身動きがとれなかった。島を徒歩と船で巡る予定だったが、島巡りのクルーズはとても無理で中止となった。
わずか25分の乗船なのに大波に揺られ、久しぶりに船酔いを経験する羽目になった。歩いて4キロほどの島内散策なども、雨ではどうにもならない。帰りの船を待つ間、どこにも行くことが出来ない。多数の観光客は、ただひたすらに、荒れた海をぼんやりと眺めるばかり。
待合室が小さすぎて観光客が入りきれないのである。上陸したお客は、みな近くのスーパーに潜り込んで雨を避けている状態だ。おっさんは、同行者よりも一便早く帰ってきて幸いであった。こんな有様では、皆さんもさぞかしガックリきたことだろう。雨風を防げる施設が何も無いのには参った。旅行会社も、現地の受け入れ側も、そのへんは大変な抜かりがあったことを、思い知ったことと思う。
官僚の上をいくなれあい社員たち
それが著名な新聞社であり 社員の実態
とは情けない
つい最近、驚くべき新聞社の対応に接した。先月の小欄でも触れたが、日ハム斉藤祐樹効果についての朝日新聞コラム「素粒子」の件である。「斉藤選手によって当鎌ケ谷市が町おこしになる」という意味不明な記事の実態を確認すべく、朝日のウエブぺージ・asahi.comから問い合わせてみた。ところが、いつになっても返信がこない。
とうとうしびれを切らし、身近な京葉支局(船橋)に事情を話して、当方に返事をくれるよう求めた。先方は確認した上で、東京本社と連絡をとり当方へ返事がきた。それは「当方から東京の担当部門に電話してくれ」というものであった。こちらの電話も伝えてあるのに、何故に当方がわざわざ先方に電話せねばならないのか。返事は向こうからすべきではないのか。おかしな話だ。何度言っても埒があかない。ここから、おっさんの怒りが始まった。
仕方がないから、相手の言う朝日の本社に電話を入れた。そこは広報室であった。すべての事情を話して当方からの問い合わせに対する返答を求めた。該当する新聞や記事の内容が直ぐに掴めないのだ。データベース化していると思ったら、言われてから懸命に探している様子が覗える。やっと見つかる。それからまた、説明を繰り返さねばならない。
その挙げ句、何と言うことか。「当社では、そのようなご質問にはお答えしておりません」とのことだ。「こんな、たわいのない簡単なことでも返事ができないのですか」と問えば、「すべてのことに、お答えしているわけではありません。それが当社の方針です」とのお答えだから、呆れてしまった。別の人間も出てきた。が、返事は同じであった。「あなたではダメだ。部長に代わって欲しい」と言っても代わらない。
「お客様の声は届いております。」と言う。「素粒子氏には印刷して渡してある」とも言う。しかし「出張などで忙しいから」などとも言う。言うことがチグハグだ。「今の時代、何処にいてもメールで返信位打てるだろう」と申しても反応はない。こちらの電話代で押し問答をやっていては大損だ。それで電話は切ったが腹の虫が収まらない。どうしてくれようかな。ツィッターで発言してやるか。
今回の朝日新聞社社員とのやり取りを通して感じたことを整理してみよう。まず言えることは、常識のなさである。当方は京葉支局の指示に従って、asahi.comの所定の場所から問い合わせを行った。送信完了と共に、返信には時間がかかるかも知れないが、返信することにはなっている。当方では発信の控えとして、画像化して保存してあるから間違いはない。しかるに、問い合わせた感触では当初から「返信する意図は無かった」と考えられる。
つぎに、当方のメールは、担当した素粒子氏に届けられたものと推測される。受け取った素粒子氏は、たぶん失敗したと思ったに違いない。しかし面子にかけても、鎌ヶ谷の一市民などに過ちを認めるわけにはいかない。それで、ここは「逃げるが勝ち」と判断したに違いない。
散々叩かれたお役所仕事も、いまは随分改善されつつある。しかるに、それを批判してきた大新聞の対応は何たることか。官僚にも劣る自己保身に徹している。
素粒子と鳩山元法相
2008年6月17日、当時の鳩山法相が3件の死刑執行を指示したことについて、翌6月18日付の朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」が、前日に将棋の羽生善治名人が永世名人称号を獲得したことを引き合いに出し、鳩山を「永世死刑執行人。またの名、死に神」と表現したことに対し、鳩山法相は6月20日の閣議後会見で、「極刑を実施するのだから心境は穏やかではないが、どんなにつらくても社会正義のためにやらざるを得ない」。「司法の慎重な判断、法律の規定があり、苦しんだ揚げ句に執行した。死に神に連れていかれたというのは違うと思う。記事は執行された方に対する侮辱である」と抗議した。
「そういう軽率な文章を、平気で載せる態度自身が世の中を悪くしていると思う」と朝日新聞を批判した。
朝日新聞の「死に神」発言に対しては、「法相は職務を全うしているだけ」「死に神とはふざけすぎ」「羽生名人にも失礼」など、死刑賛成派市民から1800件あまりの抗議文などが朝日新聞社に送られた。また、死刑賛成派団体の全国犯罪被害者の会は、鳩山法相に対する朝日新聞の「死に神」発言は、「凶悪殺人犯罪を犯した死刑囚の処刑による復讐を望んでいる全国の犯罪被害の遺族、及び殺された被害者本人対する侮辱でもある」として強く抗議した。
また、この一連の動きに呼応して全国の死刑賛成派の人々による朝日新聞の購読拒否が続出した事実が民放各局のワイドショー番組等で放送され、朝日新聞社に対する大きな圧力ともなった。最終的に、全国犯罪被害者の会の三度に渡る公開質問状に朝日新聞社は、2008年8月2日付け朝日新聞朝刊社会面に経緯を掲載した上で、「適切さを欠いた表現だったと言わざるを得ない」と謝罪する回答を提示した。
素粒子は、いわばコラムである。社説を執筆する論説委員とは違うものの、記者としては格付けの上の者が書いている。最近の記事を見ても、いかにも言葉が軽すぎるのだ。法務大臣ほかの団体に抗議されて一応謝罪をしたが、その謝罪も体裁だけの感がある。今回の当方からのメールに対する不返信も、一市民、一読者からのものゆえに、完全に無視したものと考える。黙殺したわけだ。この傲慢さが身を滅ぼすことになるのだ。
過去の太平洋戦争における報道でも、軍部の圧力に屈し、戦争遂行や戦果の誇大報道などにより、多くの若人を死に至らしめたのは、朝日新聞が最大規模であった。戦後60年も経て、やっと自社報道の過ちをシリーズで検証したりしている。遅きに失するとは、まさにこのことだ。なせ、自社の反省に60年もの月日を要するのか。
今や新聞やテレビによる報道の力は当時の比ではない。ちょっとした出来事も、各局・各紙競って連日のように報道する。これが世論?となり無実の人を死刑に陥れるほどの巨大な力を持つ。
大きな勢力には妥協するが、たかが田舎のひとりのおっさんの戯言と黙殺するならば、そのツケは必ず自らに跳ね返るであろう。そんな甘い考えは絶対に許さない。
下記は、2月10日に発した、おっさんのメールと先方のメール受理内容である。
菅政権「やるやる詐欺」は、いつまでやるの
3月1日未明、予算案はやっと衆議院を通過した。これで2011年度予算案は年度内成立は決まったが、その歳入を賄う特例公債法案と税制関連法案は、年度内の成立は絶望的である。これら関連法案が成立しなければ、4月から値上がりするモノや、サービスが続出する。参院の過半数を野党が占める「ねじれ国会」では、関連法案は成立しない。民主党の目玉政策だった子ども手当て法案も、4月からは自公政権時代の児童手当に戻り、全世帯で子ども手当てよりも受取額は減る。
元々、民主党は右から左までの寄せ集めの集団だった上に、小沢一郎という金権政治家を抱え込んだところに無理があった。彼はカネにまかせて多数の議員を当選させた。この問題も小沢氏が検察審査会に起訴された段階で、離党処分にすればよかったものを、「党員資格の停止」などという中途半端な処分で済ませた菅総理の決断が甘すぎる。
前々から菅総理は「本人の自主的な離党を求めていた」わけだから、こんな処分は小沢一派を助長させているだけだ。
菅総理は野党との協議で関連法案を成立させたい考えだ。そのために党内小沢派はもとより、罷免したばかりの旧連立相手、社民党・福島党首にも深々と頭を下げる。そして自民、公明党など各党の協力を願う姿勢である。おっさんは、これは無理な相談だと思う。各党それぞれに思考するころが異なる。所詮、皆に良い顔をして法案を通すことは出来ない。いまこそ、「乾坤一擲」勝負に出るときだと思われる。予算案の賛否をめぐっては、小沢派の比例代表で当選した16名が欠席した。いわば菅総理に反旗をひるがえしたわけだから、こんなのも即刻離党させるべきなのに、1名を除き「厳重注意」などという処分だ。こんなもの、彼らには何にも響かない。
総理は、関連法案成立に向けて貴重な人数と考えたかも知れない。だが、それは違う。彼らは次なる選挙では立候補する選挙区がない。確実に議席を失うことを心しているからこそ、最後のあがきで、自派の助けを求めているに過ぎない。
「やるやる詐欺」が続くとどうなるか。関連法案は何ひとつ成立せず、国民生活は混乱に陥る。国際社会の信用はガタ落ちとなり国債は大幅に値下がりする。景気は一層悪化し、失業者も急増する。その前に菅総理の成すべきことは..。
まさか内閣総辞職するわけにもいくまい。「菅総理では選挙は戦えない」と、民主党内からの声がある。しかしクビをすげ替えての「選挙」では、あれほど批判した自民党よりもひどいことになる。僅か2年で三人目の総理となる。いかに破れかぶれと言えども、それは出来ない。小沢の影に怯えていては何も出来ない。たとえ負けても、総選挙に打って出る。これが男の生きる道だ。内部抗争などとは縁を切る。
かりに少数派となろうとも、自民・公明との連立内閣成立をめざすのが正解と思われる。
昭和11年(1936年)の2.26事件を思い起こそう。 当時の大蔵大臣・高橋是清は台頭する軍部の要求を抑え、軍事費を削減した。これにより高橋は軍部の恨みを買い、2.26事件により暗殺された。
総理の座は孤独であろう。決して弱みは見せられない。だから、あの鳩山前総理も最後までウソにウソを重ねてきた。菅総理は随所に弱気が感じられる。先祖代々の政治家と、市民派総理の違いだろう。「やるやる詐欺」を止めるには、高橋是清に見習い殺されても断固として遂行するリーダーシップ以外にはありそうにない。他党に擦り寄っていても問題は解決しないか、長引くだけだろう。
「元気があれば何でも出きる」は是清の言葉である。元気を失いそうな菅総理に、この言葉を送る。 豪腕の伸子夫人も「詐欺師の女房にはなりたくない」と、その著書で述べているのは前月に触れたことである。(C.W)
昨年の日本シリーズ、優秀選手に輝いたヒーローは鎌ケ谷五中の出身だった。
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