新たな出会い・研鑚・社会貢献の場を求めて 梅雨明け宣言の直後、7月18日から始まった今年の猛暑は、一度の台風を含む三度の雨だけのお湿りだけで彼岸を迎えやっと収束した。新聞報道によれば東京の猛暑日は71日間に亘ったという。
この夏の記録的な猛暑について、気象庁の異常気象分析検討会は9月3日、「30年に一度の異常気象」との見解を発表した。日本付近を流れる偏西風の蛇行や今春まで続いたエルニーニョ現象が主な原因という。今後も9月末まで平年より気温が高い状態が続く可能性があるとの見通しを示した。 検討会によると、この夏は梅雨明け後に日本付近の上空を流れる偏西風が北側に大きく蛇行し、太平洋高気圧と大陸からのチベット高気圧の勢力が強まった。さらに、南米ペルー沖で春まで続いたエルニーニョ現象と今夏に新たに起きたラニーニャ現象の影響が重なって、北半球の中緯度地域の空気が暖められたことが記録的な気温の上昇をもたらしたという。 検討会会長の木本昌秀・東京大学大気海洋研究所教授は記者会見で「地球温暖化の影響を考えると、近いうちに同じような猛暑を経験することもあり得る」と話している。 しかし何と言うことか。猛暑日の終わった次の日、当地においても極端に気温が下がった。34℃から17℃への急激な変化である。朝夕の涼しさだけならまだしも、まる一日変わらぬ低気温では、たまったものではない。つい先日まで、上半身裸で床の上ですずんていたのも様変わりだ。長袖、長ズボンの防寒体制に切り替えた。それでも寒い。関東付近に住むめる友からの便りも「寒い寒い寒い......」と書くのが精一杯の人がいた。北海道留萌市の女友だちからも「とうとう電気ストーブから石油ストーブに切り替えた」と伝えてきた。 オッチャンにとって残念だったことがある。9月25日の2010年千葉国体の開会式に参加できなかったことである。今後このようなイベントを見るチャンスはなし、と千葉国体のホームページから予約しておいたら、多数の応募者の中から当選したのである。しかし当日まで連日、変わらぬ雨が降り続いた。その出かけるべき日も同じような雨と寒さだった。これで意欲は一気に減退し、会場への電車に乗ることはなかった。天皇陛下・皇后もご臨席された「開会式」だったが、もはや見ることはないのは真に無念である。 (上の開会式クリックすると、開会式入場券が見られます) 9月26日 勝浦駅に到着したお召列車 ボウリングを観戦される両陛下 窓を開けててを振られる両陛下
このボウリング少年女子個人決勝では、向谷美咲選手(千葉明徳高)が優勝し、県勢では会期入り初の優勝となった。 国体開会式出席などで千葉県滞在中の天皇、皇后両陛下は26日午後、房総半島の自然をテーマにした勝浦市の「海の博物館」を視察された。 両陛下は菊の紋章が入った専用車両を連結したJR東日本の特別列車に乗って勝浦駅に到着した。このお召し列車はJR原宿駅の車庫におかれており、一般の人が目にすることは殆どない。そんなことを、つい最近どこかで読んだことがある。 両陛下がこの車両を利用したのは2008年11月以来2回目で、列車が走った外房線の沿線には、カメラを構えた大勢の鉄道ファンが詰め掛けたようだ。海の博物館では、同博物館の周辺地形の模型や千葉県沖で捕獲されたツチクジラの骨格標本を見て回り、陛下は「(ツチクジラの)歯は上あごにはないわけですね」などと質問していたと言われる。 これに先立ち、両陛下は国体のボウリングとソフトテニスの競技を観戦。27日には鴨川市の棚田などを見た後、同日夕に帰京した。
26日、千葉マリンスタジアムで行われた総合開会式の様子
中国の強硬・恫喝外交を許すな 〜船長解放後も続く中国の圧力〜 自民党内閣の総理が一年ごとに1人ずつ変わり3人目が終わったら、やっと政権交代となり、鳩山民主党内閣が出来た。しかし鳩山氏も僅か8か月で自ら総理の座をおりて、小沢・菅両氏による代表選選挙も終わった。豪腕の小沢氏は国会議員票では過半数近くを獲得したものの、小沢不信の根強い地方では党員やサポーター票で完敗した。しばらくは「一兵卒でいく」と言っていたが、さてどうなることやら。 勝った菅氏も、財政難を目の前に政権交代時のマニフェストなどを実行できる名案があるわけではない。そんな苦しい船出だ。新生菅内閣がヨチヨチ歩き始めた直後に、厄介な問題が発生した。 尖閣列島沖で、海上保安庁の巡視船に中国の漁船が衝突したのである。 その後の経緯は下線部をクリック。 平成8年1月に起きた中国製冷凍餃子事件も忘れかかっていた今年の3月、殺虫剤「メタミドホス」の混入は中国の生産工場・天洋食品の元従業員によることが中国側により発表された。 日中の警察当局は「自国内部工場での警備は完全であり、有害物質の混入されることはありえない」との主張で、双方ともに妥協の様子は見受けられなかったものである。妥協すれば、自国の管理や衛生面での失態に繋がりかねず、国際的にも立場は弱くなる。しかし何事も強気一辺倒の中国が、自らの失態を発表したのは真に例外的であった。この背景には当時中国政府が国内に、種々の問題を抱えていたことがあったからにほかならない。 今回の事件は、日本側では「中国の漁船が巡視船にぶつかってきた」と言い、中国側は下記の如く「巡視船が漁船に衝突した」と述べている。→人民日報日本語版Wページによる。 9月7日午前10時15分頃、中国のトロール漁船1隻(乗員15人)が釣魚島付近で操業中、日本海上保安庁の巡視船1隻が現場にやって来て漁船に衝突した。日本側はその後、さらに巡視船2隻を派遣し、漁船を追跡。午後1時頃、巡視船の海上保安官22人が航行中の漁船に乗り込み、停船を命じた上、日本の「漁業法」に違反していると主張して漁船の検査を行った... 人民日報は中国国内においても、事件発生後丸一日なにも公式な報道をしていない。いわば事の成り行きを見定め、どう対応するか検討していたものと思われる。人民日報の論調によっても、今回、執拗に丹羽中国大使を5回に亘ってよびだしたり、中国招待の1000人にも及ぶ訪問をストップさせたり、レアアース(希土類)=ハイテク素材の日本への輸出禁止報道、高官レベルの接触禁止、温家宝首相の「船長の無条件釈放」の談話などで、つぎつぎと日本への圧力をかけている。日本のメディアの報道と何も変わらない。 人民日報は、中国政府の意向を代弁する唯一のメディアである。細かい国内の出来事にはいちいち指示はしないが、重要な政策や発表は人民日報の記事そのものが他のメディアに流される。最近のWebページから代表的なものを抜粋してみよう。下記のアドレスは人民日報のホームページである。 http://j.people.com.cn/index.html 誠意的かつ実務的な行動で対中関係の修復を 【特集】日本海上保安庁が中国漁船を拿捕する事件
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