新たな出会い・研鑚・社会貢献の場を求めて この夏の暑さは「異常」という言葉で簡単に片付けられるものではない。7月の17日、梅雨明けから始まった猛暑は、まだ収まる気配がない。23日の新聞の見出しも「炎暑延々」とある。この夏の記録的な猛暑は、稼ぎ時の家電やビールなどの業界には「特需」をもたらした。
一方で、果物や野菜は成長が遅れて値上がり。驚いたのは近くのスーパーでアメリカ産と表示されたブロッコリーは一個98円、地元の商品は150円から250円もする。こんな光景は初めてだ。梨園は何処でも今年は実りが遅い、とのお話である。人や家畜も弱る一方だ。世界的に異常気象を起こすとされる「ラニーニャ現象」が発生した影響で、暑さはまだまだ続きそうと言われている。(ラニーニャ現象はクリックにより説明) 今年の夏は3回にわたって猛暑のピークが到来したという。7月中旬の梅雨明け直後、8月上旬と16日から18日ごろであったらしい。しかし実感としては毎日が猛暑日で、30℃くらいだとホッとしたものだ。 国外に目を転じればロシアでも酷暑、測れぬ衝撃とのニュースが飛び込む。炎暑、干ばつ、森林火災、スモッグ...観測史上最も暑いロシアで、被害が様々な形で日ごとに深刻化し、「国難」の色さえ帯び始めた。郊外の泥炭層が猛暑で発火し、その火災の煙でモスクワ空港も足止め。「首都脱出」の海外旅行の予約も売り切れ。汚染濃度は基準の10倍。エアコンの普及率が高くないモスクワで、公園で眠っていた住民も部屋に避難する有様とか。 モスクワ保健当局は猛暑とスモッグで死亡率が通常の1日平均の死者360人強が今年は700人だという。森林火災が海軍基地に飛び火して海軍総司令官も解任される。ロシアは世界有数の小麦輸出大国だが、干ばつ被害で国内需要を満たすのが精一杯。ロシア気象庁では「今年の猛暑はこの一千年で始めて。穀物やジャガイモも30〜35%は減るだろう」と述べている。アメリカやカナダ、オーストラリアにたよる日本も間接的な影響をうけるかも知れない。 同じ頃、中国甘粛省ではチベット族自治州舟曲県で起きた大規模土石流で死者137人、行方不明者1500人に上った。同州は人口の56%をチベット族が占めているため、08年のチベット騒乱・暴動の再来を恐れ、中国政府は手厚い支援に懸命だ。街をのむ被災者は4万7千人以上に達する。 パキスタンの洪水は、豪雨から4週間たった今も拡大を続け、被害は史上最大規模になりつつある。国連総会は特別会合を開き、各国に追加支援拡大を要請している。その背景には、パキスタン政府や国連の支援が行き届かない空白をイスラム過激派などの救援活動が埋め始めているという危機感がある。 今夏の熱中症搬送、全国で3万人超 半数が65歳以上 熱中症による救急搬送や死亡者の数は、昨年を大幅に上回る。総務省消防庁がまとめた全国の熱中症による死者は5月31日から8月15日までで132人(速報値)。昨年の7〜9月の16人を大きく上回り、このうち東京都の死者数は1人となっている。 熱中症で亡くなる高齢者が後を絶たない。多くの人が閉め切った蒸し暑い部屋で発症したとみられる。周囲の協力も含め、対策が必要だ。「独り暮らしの高齢者で、エアコンをつけず、室温が高い部屋で発見されたケースが目立つ」と同医務院では言う。
何故こんなことが起きるのか。おっちゃんは早速市役所に問い合わせてみた。当市ではどうなのか、聞いたところでは目下調査中とのことだった。若い担当者は戸籍は国の問題で住民登録は市で把握しているという。行方不明の高齢者が長寿者に含まれるのかと正したところ、それはないとのこと。因みに当市の最高齢者は103歳と分かった。日本全体では毎年8万件の捜索願が出され、身元不明の遺体は一千も見つかるそうだ。長寿大国日本にも怪異な出来事が起きるものである。 かと思えば、可愛い盛りのわが子を1か月も放置したままで餓死させる。また親を殺す恐ろしい娘がいたりする。戦後表現の自由化が叫ばれ、書物などでもかなり露骨なものか発売されている。マンガもしかりだ。我々のときは親の目を逃れ、こっそりと見ていたものも、マンガの世界で堂々と性的シーンも見ることができる。そんなものが自由に見られる社会が、中学生たちに安易な出会い交際をさせる根源ではないのだろうか。 表現の自由を声高に、こうした規制に反対する女流作家がいる。まったく意味が分からない。自分の娘がそんなことに釣られて、挙げ句の果てに殺害されてもよいのか。何でも「自由」ならば、どんな社会になるのか、よくよく考えてみては如何かな。 小沢氏出馬 開いた口がふさがらない 民社党代表選(9月1日告示、14日投開票)は菅直人首相(党代表)と小沢一郎前幹事長による一騎打ちの構図となることが、26日事実上決まった。「菅・小沢氏全面対決」の27日付け新聞の一面記事を見て思ったのは正に「開いた口がふさがらない」だった。奇妙なことに、これは同日の朝日新聞の社説と全く一致した。お互いに思いは同じであったか。 政権交代を声高に叫び念願の政権奪取には成功したが、何しろ政権運営に経験不足で、高く掲げたマニフェストも次第におろさざるを得なくなった鳩山前政権。財源は見直せばいくらでも出ると断言した藤井財務相は元大蔵官僚だ。実際にとりかかってみて早々と辞任した。 つぎは事業仕分けだ。華やかにとりかかったが、到底必要とする財源を生み出すことは出来なかった。鳩山氏は首相となってい以来、自らの政治とカネの問題に苦しみつつ、普天間の問題でも口先だけの言い逃れでその場を凌いでいる有様だった。成しえないことと知りつつ、成せるようなウソを積み重ね、同じ金権幹事長を道連れに辞任した。僅か8か月の在任であった。国民の前に自らの未熟さを告白したようなものである。ここまでは無様な政権運営であったが、正しい選択であったかも知れない。 辞任に当たっては、強く後継首相に菅副総理を指名し、自らは議員任期終了とともに政界から身を引くことも宣言した。その発言も選挙区に帰った途端にひるがえすという変わり身の早さ。そして何の用事か知らぬがロシアにいったり、中国を訪れたりおかしな行動をとっている。 極めつけは、今回の小沢氏の代表選担ぎ出しだろう。これも節操の無いことがあまりにもひどすぎる。直前まで菅首相支持を明言しておきながら、あの優雅な軽井沢の別荘に自派のクループ議員を集め、更には小沢氏を招待し、「気合だ」「気合だ」とわめきつつ、小沢氏支持を明らかにした。 同じ金権政治家として一緒に辞めた筈なのに、この変わりようは一体何だろう。自民党は小泉政権後、総選挙を経ずして1年交代で首相を3人も取り替えてきた。それを厳しく批判し政権交代に結びつけたのが民主党である。 今回、もし小沢首相が誕生すれば、1年で3人目の首相となる。「政権のたらい回し」は自民党を遥かに上回る。小沢氏は、無駄を排除すれば数兆円の財源を生み出せるという。そんなことなら、実質的に党のbPだったときに実施させればよかった。小沢首相になったとしても、ねじれ国会は変わらない。彼の本音は、保守勢力の取り込みによる連立政権以外になしとみたい。国民の大半は、小沢政権の誕生を期待しないと思うが、議員心理とは異なる。来る14日の代表選はどうなるか。期待と不安が入り混じる。 沖縄・興南高校 見事春夏連覇す 夏はやっぱり高校野球だ。猛烈な暑さの中元気いっぱいに戦う選手たちの姿は素晴らしい。たとえ負けても春の予選以来始めての敗戦だ。たった一回しか負けていないのだ.。みごとなものだ。千葉県代表の成田高校は昨秋・今春の県大会は2回戦で敗退した。しかし甲子園では見事準決勝まで勝ち進んだ。高校野球は胆力の勝負だ。相手の名前に負けぬ気持ちが勝ちに結びつく。成田高校の栄誉を讃えよう。 第92回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で優勝した選手らを迎えて、那覇市の興南高校で22日夜、優勝報告会が開かれた。同校によると、選手の家族や生徒、ファンら約3千人が集まり、選手らの偉業をたたえた。沖縄に向かう機内では、機長から、大優勝旗が海を渡ったことを知らせる放送があった。 機内放送があったのは、鹿児島・大隅半島を通過した午後6時25分ごろ。機長が「深紅の大優勝旗がただ今この瞬間、初めて本州、九州を離れ、沖縄に向かうため南の海を渡りました」とアナウンスし、機内は拍手に包まれた。 優勝報告会は午後9時に体育館で始まった。大優勝旗を手に我如古盛次(がねこ・もりつぐ)主将や我喜屋優(がきや・まさる)監督らがステージに上がると「よくやったー」「おめでとー」と歓声がわいた。 |