新たな出会い・研鑚・社会貢献の場を求めて

      どうなる ? 政治とカネ !!



     
               
                                       
 新年も、はや1か月が過ぎようとしている。2010年も明けた元旦の朝、腹ごしらえをしたあと市内の散策に出かけた。快晴の青空だが、空気は冷たい。人影もまばらな街並みを一回りしてくるのを例年の慣わしとしている。風邪を引きたくないから、防寒コートでしっかりガードしたウォーキングスタイルで外に出る。対策をきちんとしておけば、身体に浸みるほどの寒さはない。

 ことし街中の光景で、とても残念だったことがある。毎年その年の十二支にちなんだ動物を家業の製品に反映させていた木材店の店頭で、売り物の製材品に何も描かれていないことを見つけたときだ。
 何年も続けていたのに、今年はまっさらな製材品が並べてあるだけである。今年の干支である寅さんはどんなものか。楽しみにしていたのに、木材店の親方に何かあったのだろうか。少し心配である。
 
 ちょっと前までは八百屋や豆腐屋、薬屋、文房具店などは身近な存在だった。それが今や、市内でそれらの小売店を見つけるのは至難な業である。その名前から、堅い商売の筆頭と言われた金物店や木材店なども、大半は大規模DIY店などにとってかわられてしまった。もはや子どもたちが親の仕事を引き継ぐのは、かなり難しい時代になった。
 上の画像は、木材店の店先に昨年描かれていたモウモウ丑さん...である。
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 正月、殆どの店がシャッターを降ろした静かな佇まいの中で、多くの人たちが訪れ賑わいを見せていたのは、市内一番人気の八幡神社である。まさに、困ったときの神だのみであろうか、小高い神社本殿から下方に続く長い石の階段下まで人波みは続いていた。例年にも増して多くの絵馬が掲げられている。気のせいか、「今年こそは、就職したい」といったお願い事が目についた。働きたい若い人たちに、何とか仕事を与えてほしい、と願わずにはおれない。

 1月も半ばの或る日のこと、市役所の屋上に上がって市内の光景を眺めてみた。鉄道三線が交差する新鎌ケ谷地区には新しいビルが続々と建ち、さまざまな商業施設も着々と形を整えてつつある。
 また、市内区域は概ね平坦であるから、市街地は概ね見渡すことが出来る。行き止まりの小路などは見あたらず、車の走る音なども全く聞こえないから、我々の街は実に綺麗で素晴らしく見える。この日、北方の彼方には筑波山を望むことが出来た。
 よく晴れた冬の朝などに見える明峰富士は、すでに靄がかかっており、丹沢の山系すらも望むことは出来なかった。これは、ちょっと悔しい。

 この年最初の1か月で、「日本一高い運賃」ともいわれる北総線に2度も乗る機会があった。成田高速鉄道アクセス(株)が催したレールウォークと、有志による本埜村「白鳥の郷」へのウォーキングである。
 この2回にわたる乗車経験で、噂に聞くまことに高い運賃を実感した。この高運賃を下げるべく5年間で県が3億円、周辺の8市町村が3億円を鉄道会社に補助する(うち、鎌ケ谷市は4,500万円を負担)こととなった。しかし値下げは僅かに4%余に止まり、実感としては、値下げは限りなくゼロに近い。
 この北総線を一部活用し本年7月に開通する成田新高速鉄道は、都内の日暮里と空港第2ビルを直通ルートでは36分で結ぶ。現状の京成電鉄の51分と比べると、乗車時間は大幅に短縮される。新鎌ケ谷駅に停車する一般特急では、都内から空港まで59分かかる。この開通により、鎌ケ谷市および松戸方面に居住される方々にとっては、海外への窓口・成田空港への利便性は大きい。
 

 
       

          

           
市役所の屋上から眺めた鎌ケ谷市の光景   クリックで拡大します

   
発展する新鎌ケ谷地区 西方に都内の高層ビル街 東方に海上自衛隊下総基地


 
 
国民目線から見る..<恫喝と騙しの政治>..<政治とカネ>

 民主党政権が誕生して、はや5か月を迎えようとしている。先の総選挙で圧倒的な勝利を勝ち得たがゆえか、民主党幹部とくに小沢幹事長に見受けられる傲慢さは、
政権与党の幹部として民主的な政党運営ができるのか国民は一抹の不安を感じる。
 政府と党のトップ二人に政治資金の疑惑があり、二人とも曖昧説明に終始している。黙って見過ごすわけには行かないので、この小欄を借りて記しておきたい。

  
小沢氏訪中 議員ら600人超同行

 去る12月10日、民主党の小沢一郎幹事長を名誉団長とする訪中団が羽田空港発の全日空機などで北京に向け出発した。同党の国会議員143人に、一般参加者を合わせて計600人を超える人々が同行した。
 小沢氏は、10日夕に人民大会堂で胡錦濤国家主席と会談した。11日からは単独で韓国を訪問して、李明博大統領と12日にソウルで非公式夕食会に臨み、13日に帰国した。訪中は民主党と中国共産党の定期協議と、小沢氏が自民党時代からかかわってきた日中交流事業「長城計画」を併せて実施する形をとった。輿石東幹事長代行や山岡賢次国対委員長も同行した。この二人は小沢氏の側近中の側近だから良しとしょう。他の議員たちは、何のためにわざわざ中国に行ったのか。
 
 小沢氏は中国側に自らの強い求心力を示す一方、日本国内では自分の権力の大きさを見せつける狙いがあった。国会議員たちは、グループに分かれて軍事施設や汚水処理場などを視察するほか、万里の長城も見学した。彼らの訪中内容にたいしたものはなく、いわば物見遊山の観光である。

 
「悪しき前例」1か月ルールを逸脱

 中国の習近平国家副主席が12月14日来日し、15日に天皇陛下と会見した。陛下と外国要人との会見は、1か月前までに文書で正式申請するのがルールである。だが、中国側の申請が来日までに1か月を切った11月下旬だったため、外務省はいったん、陛下との会見は認められないと伝えた。これが主権国家として当然の対応だった。

 
ところが、中国側が納得せず、「習副主席訪日の成否がかかっている」として、なおも陛下との会見を要求した。民主党の小沢一郎幹事長が鳩山首相に会見の実現を働きかけ、結果的に天皇との会見は実現した。しかし一旦断った羽毛田宮内庁長官にたいして、小沢氏は「長官を辞めてから発言せよ」と述べた。文句を言わずに政治家に従え、という恫喝である。政権を握ったら、何でもできる、やるという発想は極めて危険である。

  
暫定税率と小沢幹事長

 民主党のマニフェストの目玉の一つに、「暫定税率の廃止」があった。廃止すれば、ガソリンは1リットル当たり25円安くなるはずだった。ところが、新年度予算にあたって、暫定税率を廃止すれは財源が足りなくなるのは必至の情勢だ。いっぽう鳩山首相には、「暫定税率廃止のマニフェスト」を守るのは国民に対する誓いだ、との思いがあった。

 悩んでいるところへ、小沢幹事長が乗り込んだ。地方自治体や業界団体からの予算や税制に関する陳情は今回、党に一元化された。幹事長室を通じて最終的には小沢氏が裁定し、18項目に上る重点要望がまとまった。閣僚たちを前に、「政府高官は研鑚を積んで自ら決断し、実行してほしい。そうでないと民主党政権への国民の期待はしぼんでしまう」と強調した。その迫力に官邸内の空気は凍りついたそうだ。
これも小沢流の恫喝である。

  
政治とカネ 小鳩 トップ二人がカネまみれ
 

 鳩山首相に関しては、先般故人の名前を使った「故人献金」の問題が発覚した。これが決着したと思ったら、今度は実母からの巨額の資金提供である。
 自民党の西田昌司氏が実母からの提供資金総額を尋ねたところ、首相は即座には答えられなかった。
 年間1億8千万円の収入が7年間も続いても、全く知らなかったとおっしゃる。すべては秘書に任せていた。野党時代に、政治とカネについて自民党を厳しく追及したお方が、自らのカネに関しては知らぬ存ぜぬの一点張りである。

 「秘書のやったことは、政治家本人の責任だ。共同の責任がある」と、自民党の加藤元幹事長を議員辞職に追い込んだ方である。その方が自分のことになると、「知らなかった」「秘書に全てを任せていたので、収支報告書も十数年見ていなかった」と言うばかりだ。秘書に持ち逃げされたら、と問われても「信じる」を連発するばかり。超セレブの宇宙人は、億単位のカネも全く気にしない。
 いまだに、
実母からの膨大な「子ども手当て」を貰っていても気付かぬお方が、貧しき庶民への「子ども手当て」を考えて下さるらしい。しかしこれも、財源不足で流れる恐れが出てきた。

 小沢氏の場合は、自民党と変わらぬ体質のゼネコンとの疑惑だ。親分と慕った田中元首相や金丸副総裁流のカネ集めを得意とする。違うのは、彼ら二人の親分の失敗から自らに捜査が及ばぬよう、巧みに秘書を使っているところか。
 ゼネコンは彼らにカネ(5000万円を2回)を渡したと言うが、秘書たちは貰っていないと言う。どちらかがウソをついている。
今日(2月4日)のニュースでは結局、検察は小沢氏に対し不起訴の結論に至った。しかし、これで全ての疑惑が晴れたわけではなく、国民や議会での説明責任を果たしてもらいたいものだ。これで禊が済んだと思って国民を甘く見ていると、夏の参議院選で厳しい審判が下ることを覚悟しなければならない。



 
ヨークマート跡にブックオフがオープン

 1月30日、旧ヨークマート跡地にブックオフの道野辺店がオープンした。また2月11日には、同居するハードオフとオフハウスがオープンする。ブックオフは、いまやユニクロと並ぶ成長企業
と言われている。
 新刊書籍の売り上げが年々落ちる中、新古書店ブックオフは右肩あがりの売り上げを遂げてきた。昨年度の本の売り上げは504億5千7百万円。店舗は917店(直営店303、加盟店598、関係会社16)に達している。長い間出版業界からは、「新刊が売れない元凶」と敵視されてきた。

 この批判をかわす目的で、昨年11月には新刊書店「流水書房」を併設した大型店舗を名古屋市郊外に開店させた。ここには、系列の子ども用品店やスポーツ用品店なども入る。この路線変更には、大型店舗で新刊が売れれば、出版界への貢献になるとの思いがあった。新刊書籍がある時期を経て、ブックオフの美味しい商品ネタとなるわけだから、新刊出版界とは「共存共栄」の関係にあるわけである。

 開店したばかりのこの日、店内に入ると大勢の客がつめかけて結構な賑わいを呈している。ヨークマートの移転後は閑散としていた駐車場も満杯だ。いわば古本屋の新形態の店だから、これほど客を誘引するとは思っていなかった。不景気の続く今、陳列された本は汚れも綺麗にふき取り磨かれたものだから、見た目は新刊書とほとんど変わらない。同様に、発売間もない音楽CDなども安く買うことが出来る。見た目に新品が手に入るのは嬉しいものだ。若い人などマニアには、かなり魅力的なものと察する。 
 
        

    
左2点はブックオフ道野辺店外観 ハードオフとオフハウス取り扱い品目
                            
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ハードオフと その関連会社 協力企業 


 ブックオフは鎌ケ谷市内では2軒目である。しかし今回の店は、既存店とは比較にならない規模と多彩な品揃えになっている。ハードオフはパソコン、オーディオ、楽器 カメラなどが取り扱い品目であり、オフハウスはレディや子どもの衣服、家電、生活雑貨などを取り扱っている。ブックオフと同様に全国展開しており、現在619店舗。まだまだ拡大路線を進むようだ。

 ハードオフコーポレーションのホームページを見ると、その理念は「リサイクル(再資源化)よりも地球に優しいリユース(製品の再利用)!!」であり、「循環型経済社会へ貢献する」とある。

 時代にマッチした企業理念に誤りはない。そして大企業には決して出来そうにない産業を、コツコツと育て上げた仕事に対する取り組みもまた、ご立派なものである。        
                                      (C・W)