まもなく黄金週間がやってくる。故郷が地方にある人は、子どもたちと一緒に里帰りするのだろう。景気対策の一環として、今年は高速道路の料金が改訂された。ETC車ならば、何処まで行っても高速料金は1,000円となった。
このETC車載器取り付けへの政府の助成金があったが、早々と売り切れてしまい今や終わったようである。おっちゃんもちょっと考えたが、もう間に合わない。
しかし家族で帰省するのに、遠い遠い田舎まで車で帰るわけにもいくまい。やはり飛行機か新幹線となるのだろう。円高と燃油チャージの値下がりで、海外へ出かける人も増える見込みと報道されている。
この不景気の中でも、帰るところのある人たちはまだよい。派遣切りで住むところを失った方たちは、黄金の連休など関係ない。いったいどう過ごすのだろう。まことにお気の毒である。
気のせいか今年は街中にでると、マスク着用で自転車に乗るおばちゃんをたくさん見かけた。またウォーキングに精をだす、おっさんもマスク姿が多かったと思う。風邪の流行かと考えたが、どうも違うようである。花粉症対策が実態のようであった。
花粉症に罹ると、翌年もその症状から逃げることが難しくなる。飛散する花粉から守るため、予防する方が増えているためなんだろう。4月も末近く、おっちゃんの症状もやっと和らいできた。
しかしながら、春先は天候不順で困ったものである。雨にも負けず、風にも負けずと頑張れた少年時代はとうの昔に終わった。今やお天道様に完全に管理されている。
桜前線が函館に上陸したと報じられた4月26日、ときならぬ低気圧の来襲で、青森県などでは季節はずれの雪が降る大荒れの天気になった。青森市で最も遅く積雪が観測されたのは87年4月26
日というから、22年前に並ぶ記録である。
近頃はわが地球を取り囲む大気の様相が様変わりしているから、お天道様のせいとは言えない。気象異変の現れかも知れない。まあそれは別として、満開の桜と時ならぬ「なごり雪」で記念撮影ができた観光客の皆様は、さぞかし大喜びしたことだろう。
満開となった武家屋敷のしだれ桜 にかほ市の勢至公園 弘前城公園の雪と桜
4月24日仙北市角館町 4月24日 4月26日
「拡大します」 asahi.comから
著名タレント泥酔全裸事件
近頃テレビや新聞などが大騒ぎしたことに、トップアイドルグループの一員による真夜中の泥酔全裸事件がある。
<事実関係>
4月23日の午前3時頃、東京ミッドタウンに隣接する公園内で一人の酔っ払いが全裸で騒いでいた。名は草K剛(くさなぎ・つよし)といい、人気グループSMAPのメンバーであった。おっちゃんは草Kなるタレントは知らなかった。テレビの映像で、やっと顔と名前が一致した程度である。
彼は裸足にスッポンポンの状態で、芝生の上であぐらをかいていた。通報により、警視庁赤坂署の警察官3人がこの男を取り押さえ、「公然わいせつ」の容疑で現行犯逮捕した。
報道によれば、彼は近くの居酒屋に一人で出かけ、ビールと焼酎をそれぞれ5杯ほど飲み、そのあと店主など二人と別な店に行った。異変は皆と別れたあとに起きた。本人は、何故裸になったのかも殆ど覚えていないのである。泥酔した揚げ句、意識を失ったまま全裸になるという行動に及んだ。脱いだ衣服や財布などは、傍らにきちんと揃えてあった。想像するに夢心地のままに、自宅と間違えてしまったと思える。
赤坂警察署は麻薬との関連を疑ったのかも知れない。さっそく彼の自宅を家宅捜索した。しかし、何も出なかった。身元は、はっきりしている。このため「逃亡の恐れなし」と、36時間後に処分保留のままに釈放した。
<呆れたマスコミの対応>
草Kなる男が芸能界でも名の知れた存在であったこともあるが、問題は報道機関の対応である。釈放された後の記者会見では、公共放送であるNHKがその様子を「ニュースウオッチ9」で3分遅れで、現場からほぼ生放送(中継)した。その他の集まった記者は300名にのぼる。
確かに、地デジテレビ放送普及のイメージキャラクターなどもやっていた。しかし悪質なものならいざ知らず、たかが酒の上の間違いだ。仰々しく騒ぎ立てるものでもあるまい。NHKを監督する立場にある鳩山総務相は「最低の人間だ」と、こき下ろした。あとで気付き、翌日の記者会見で訂正したが何処かおかしい。ご自分の若き頃の足跡でも思い出したか。
先日、新聞の投書欄で次ぎのような記事を目にした。
「お酒に酔って公園で裸になった? なんだ、そんこと。たまたま少し飲みすぎただけではないか。気がついたら公園にいた。気が付いたら服を着ていなかった。いつ裸になったか覚えていない。全裸はともかく、似たような経験は誰にでもあるのではないか。『夕べはちょっと羽目を外しすぎたな。これから気をつけろよ』の一言で済むことだ。
CMは降板させられる。タレント活動の自粛もある程度やむを得ないことかも知れない。しかし酒酔い運転をしたわけでもない。誰かに猥褻な行為をしたわけでもない。取るに足りないことで大騒ぎする日本は、国際社会に対して恥ずかしいのではないか。」と。
かつて一度や二度の酒の失敗ではない経験を持つおっちゃんは、このご意見に全面的に賛同する。「酒に飲まれてはいけない。自分の限度をわきまえて飲め」とは、よく言われることである。それは分かっている。が、そのとおりいかないのが、聖人君子でもない凡人の行うところでもあろう。他人に迷惑をかけなければ、まあ良しとすべきなのではなかろうか。
警察官などにも結構多い、下半身露出症の人間や痴漢行為などの刑事事件とは異なる。本人は記者会見でもきっちりと説明し、謝罪しているわけだから連日ニュースやワイドショーで取り上げる必要はない。日本のマスコミ、特にテレビや週刊誌はほどほどで切り上げる良識をもって欲しいものである。
そんなことよりは、先の国際会議後の記者会見で世界に日本の恥部を明らかにした、「朦朧(モウロウ)大臣」のほうが余程罪は重い。前者との比較でいけば、大臣を辞めた位で済む問題でないことは、何方が考えても明らかである。
金と自分自身に甘い政治家の事件=千葉版
森田知事 告発される
近頃、わが千葉県の周辺で政治家の疑惑や偽装が流行している。一つは4年前の知事選挙で僅か六千票ほどで惜敗し、二度目のこのたびは圧勝した森田健作知事である。
「森田健作氏を告発する会」が4月11日に発足し、4月15日に森田氏を刑事告発した。
大きな問題は「完全無所属」をうたいながら、「実は自民党支部長」だったことにある。さらには違法献金を受け、その資金を自分の資金管理団体に流し込んでいたことである。違法献金問題は森田氏がどう決着させたか、問題はやはり献金がらみになるだろう。
知事選挙では、短期間に自らの名前や政策を浸透させるのは難かしい。その意味では、知名度抜群の森田氏の当選は初めから約束されたようなものだった。後日テレビで見ると、森田氏は確かに「完全」無所属とのタスキをかけて選挙運動をしている。しかし、政党に所属しながら無所属をうたうのは、地方選挙ではよく見られるもので、これはたぶん、立件されることは無さそうである。
4月26日に投開票が行われた名古屋市長選挙では、河村たかし氏が完勝した。未確認であるが、まさか河村氏が民主党から籍をぬいて立候補したとは思えない。民主党の鳩山幹事長は何度も応援にいき、小沢党首も選挙事務所を訪問している。しかし選挙における、河村氏の所属会派は無所属であった。
また、2006年の長野県知事選挙では、田中康夫候補が「新党日本」党首であるにも関わらず、無所属として立候補を届け出ている。このように通常、政党の党籍を持ったまま無所属として立候補しても問題とはされていない。
選挙管理委員会では、政党や政治団体に所属している候補者でも、所属党派証明書を提出していない限り、政党や政治団体党派に属していない候補者と同様に「無所属」として取り扱う。このような事例からみて、森田氏の無所属はそれ程大きな問題とはならぬ感じがする。
ただ、完全無所属の「完全」は悪乗りし過ぎた感がある。調子の良すぎる森田健作知事は、落とし穴にはまる可能性が大きい。そばに擦り寄ってくる甘い業者には、充分に注意することである。
千葉市長 収賄容疑で逮捕される
千葉市発注工事の入札で便宜を図った見返りに、東京都内の業者から現金100万円を受領したとして、警視庁捜査2課は4月22日、収賄容疑で鶴岡啓一市長(68)を逮捕した。
市役所や鶴岡市長の自宅、贈賄側の土木建築業「東起業(あずまきぎょう)」(東京都江東区)など関係先を家宅捜索した。収賄容疑で政令市長が逮捕されるのは、ゼネコン汚職事件で平成5年に仙台市長が逮捕されて以来2人目。
市長は調べに対して「現金を受けとったこともなく、便宜を図ったこともない」と容疑を否認しているが、東起業側は「鶴岡市長に封筒に入れた現金を渡した」などと贈賄行為を認めている。社長らは市長応接室で鶴岡市長に現金を渡す際、工事受注のお礼を述べていた。鶴岡氏と社長は鶴岡氏が市長選で初当選した13年以前から、知り合いだったという。
僅か100万円の収賄で逮捕されたことに、さぞかし悔やんでいることだろう。当市の市長が収賄容疑で逮捕されたのは、記憶に新しい2002年のことである。トップに立つ者は、まずは100円たりとも受け取らぬ心構えが必要不可欠であろう。
大手スーパーの価格破壊戦争
毎週定期的に新聞に折り込まれるチラシの双璧は、食品スーパーと大型電気店であろうか。 とにかく一回たりとも欠かすことはない。激しい販売競争の中、ここ1、2年ほどで当市から大型電気店が二つほど撤退した。
もちろん、原因が売り上げ不振であることは間違いない。当市での市民の購買力以上に店があればどこかの店が淘汰される。黙っていて売れる時代は完全に終わった。
中途半端な商品構成や価格政策、売ろうとする意欲の希薄な店は生き残れない。この残った2店でも油断はならない。商品に差があるわけではない。景気の落ち込む中で如何に顧客を取り込むか難しい世の中である。
一方、食品スーパーのほうも一段と価格競争が激しくなってきた。昨夏原油の高騰から値上がりした食品も、リーマンショック後は急速に景気が悪化し、値上げした商品も一転大幅に値下げする事態になった。ここ1、2か月、チラシに表示される価格も落ちるばかりである。
難しい買い物をしないおっちゃんでも分かるものは、卵や納豆の価格だ。物価の優等生と言われる卵は、客を吸引する目玉商品でもある。何しろ毎日食べるものだから、これを安くすることは効き目がある。販売する側では、ついで買いに期待する。
普通に買った場合、卵は大きさにもよるが10個1パックで概ね200円前後はする。これを目玉商品として、大手スーパーでは販売数量限定で98円(ミックスサイズ)で売られてきた。長い間、この値段で目玉商品としての価値観を維持してきた。ところが、あるときからこの98円が通じなくなった。
イトーヨーカ堂鎌ケ谷店が「ザ・プライス」として、ディスカウント店に衣替えしたためである。3月20日のオープンで卵は77円で売られ、赤卵は87円である。つい最近では65円で販売される有様である。卵同様に毎日食される納豆も3個で50円台が登場した。店内の商品の陳列方式も、徹底したディスカウント店に変身した。もちろん大幅な格安商品が売られていることは、言うまでもない。
ザ・プライスでは、イトーヨーカ堂の名前は一切出てこない。しかしここには、の高度な販売戦略の元に実行されていることが見てとれる。
平成4年に開店したグループのヨークマート道野辺店は、今年10月には現在地の東100メートル東側に移転する。県道船取線とユニオンどおりが交差する場所に近く、店はどちらの道路からも入れる仕組みだ。3階建てで売り場面積は8,700u。
この開店によって、当市最大の店舗を設ける新鎌ケ谷のイオングループを始め、他の食品スーパーとの競合は益々進むだろう。
価格破壊そのものは、年金生活者にとっては大変有難いことである..。
ザ・プライス鎌ケ谷店 現ヨークマート店 建設中のヨークマート新店
「拡大します」
生協前の通り
4月24日に開通した都市計画道路3.4.3号線
鎌ケ谷駅東口からユニオン通りに一直線で行くことが出来る
|