新たな出会い・研鑚・社会貢献の場を求めて
愛用するパソコンのハードディスクが破損し、メールの受発信はもちろん、インターネットへの回線もつながらず、当コラムへの寄稿もままならず更新が一週間の遅れとなってしまった。動かぬマシーンでは無用の長物である。はたと弱っていたら、会員仲間からわがNPO「かまがや地域情報の窓」の会員に気鋭のコンピューター技術者がおられることを知らされた。
わが家に来られた彼はパソコンの状況を確認し、「これなら買い替えの必要はない。これこれ...しかじかで直せる」とおっしゃる。おかげさまで、エラーやトラブル続きだったわがPCのOSは僅かな部品代で最新のXPに生まれ変わり、ハードディスクの容量も倍増、メモリーも増えて快調な運転を開始することになった。
3月に入り、2回も雪が降った。天気予報どおりに朝から雪が静かに降り注ぐ。そんな中、関係するボランティアの仕事で出かけねばならない。車はスリップするから乗れないし自転車もあぶなくてダメだ。それではと、自分の足と電車を乗り継いで何とか到着することができた。
片方の手に荷物を持ち、一方の手はポケットに入れていたから危うく滑って転倒するところだった。転んだら脳天を打ってしまう。ツルーと滑って一瞬、背筋が冷たくなった。「年寄り転ぶな、風邪引くな..」という学生時代の仲間の合言葉を思い出した。慎重に歩いていたつもりだったが、手がお留守ではいけないなぁ。
近頃、カタカナ言葉が多い。昨年来、中高年の女性たちに一大ブームを巻き起こしたヨン様ならご愛嬌だが、某放送局のエビ様なんていうオジ様もおられる。このへんになると、内部不祥事の不手際と責任回避から受信料の不払い運動につながり大変な損失をもたらせているから、まずいなぁ。
市町村の合併に乗り遅れまいと慌てると、とんでもないことがおきる。愛知県常滑市に隣接する知多半島の美浜町と南知多町の合併では、南セントレア市などという市が誕生しそうになった。これは一体どこの国にあるのだろう。常識を逸脱した合併協議会と、二人の町長のアホさ加減に怒りの収まらぬ住民投票で、幻の市名は消えた。
合併協議団バカ現象、地方分権ならぬ「痴呆分権」と、ウエブサイトの世界でも強烈に批判されている。中部国際空港(セントレア)開港に便乗しただけのビジョンも何もない二人のバカ殿を追放するまで戦うとの動きは強烈である。因みに、幻の南セントレア市とは次のとおりである。
....南セントレア市の概要....
南セントレア民主主義共和国
Democratic Republic of South Centrair
●基礎情報
面積:84.62ku 人口:約5万人
首都:ウツミ・シティー 通貨:セント(補助通貨:レア)
公用語:セントレア語(和製英語) 文字:カタカナ
宗教:セントレア正教45%、神道37%、仏教12%、プロテスタント諸派0.5%、カトリック0.2%
人種:日系99.9%、朝鮮系0.002%、フィリピン系0.001%
独立:2006年3月(南知多町と美浜町が合併し、日本国より独立)
●地勢
* なお現在、住民投票の結果は南セントレア市は完全に撤回され、南知多市が圧倒的な第一位を占めている。
合併に伴う新市名では、わが千葉県でも住民による反対運動が起きた。来年3月の合併を目指す成東、山武、松尾町と蓮沼村では、合併協議会の定めた「太平洋市」に対して住民からの批判が殺到しため、これを見直し新市名を住民からのアンケートで選ぶことになった。
「海岸線が僅か8キロしかないのに、太平洋を使うのはおかしい」との反対意見が多かったという。これらは、伝統のある名前を捨てて安易な名前付けに走るオジ様たちの非常識さに起因する。身の丈に合わぬことをすれば反対されるのは明らかである。
わがふるさとである栃木県今市市も、日光市をはじめ近隣5市町村が合併し「日光市」として来年の合併が予定されていた。ところが人口2万人そこそこの日光市の一部市議は、合併によって人口6万人の今市市に吸収されることを懸念し、市議会で合併反対を決議してしまった。これに怒った日光市民は、2月28日の住民投票により圧倒的な大差により合併を支持した。
己の利権のみに拘った市議は、良識ある市民によってNO ! との意見を突きつけられたのである。これらは全て住民の意向をつかめないバカ殿の仕業といえるものであり、猛反省すべきものだろう。
カタカナといえば、最近テレビや新聞などを賑わすものにマツケンやホリエモンがある。一方は人を楽します芸能人だが、片方は会社のっとりを企むので?厳しいものがある。面白い話題だが、これは次にしよう。
もっと身近な問題でいけば、「ダルビッシュ」というのがある。高校野球の名門・東北高校から当地鎌ケ谷市に二軍本拠地を置く日本ハムに入団したばかりである。先日、市役所において住民登録もすませている鎌ケ谷市の住民だ。まだ高校在籍中の18歳。前途有望な選手とみなされ、端正な容姿から人気も高い。
ところが、この春のキャンプ中に喫煙しているのが発覚した。高校側では無期限の停学に処分したから、卒業できる見通しにはない。人の注目を浴びる立場ならば、なおさら気をつけなければならないのにそうはならない。東北高校野球部全体に共通するものとは思いたくない。やはり人気者ゆえの甘えが出てきたというところか。野球以前の問題として、ダルビッシュもまた猛反省せねばなるまい。
「世の中に悪の種は尽きまじ」とは昔から言われることだが、世の中が進歩すれば、また悪事の手段も進む。パソコンやプリンターの進歩で中学生までもがニセ札を作ってしまう。ちょっと前まではニセ札づくりは割りに合わないといわれたものだが、近頃はそうでもないようだ。機械の進歩が作りやすい環境を生み出しているように思われる。面白半分に作るのはまだしも、会社組織で作るのは困ったものである。
キャッシングカードの偽造が登場した。特殊な機械でカードの磁気情報を読み取りニセカードを作成してしまう。ゴルフ場などでのロッカーのカード情報から暗証番号を推定し、ニセカードを作る。この「スキミング」の被害にあった場所はゴルフ場がもっとも多くて20パーセント弱、大半の71パーセントは不明というから安閑としてはおれない。ATM操作の覗き見も少ないが0.5パーセントある。ATMの操作で「暗証番号を入力してください」と大きく発声されるのも何とかならないものか。
預金など僅かなわが身には、大きな損失は生まれないとしても、お金持ちのお年寄りなども多い。もたもたとATMを操作しているお年寄りは狙われる可能性が強い。
つい最近、鎌ケ谷市防犯協会の発行による「地域安全ニュース」が回覧されてきた。ここに前月の当コラムで報告した内容と同じことが記載されており、わが家に送られてきたと同時期に、同じようなハガキが送られた人が被害に遭っている。そのまま記すと次のとおり。(原文のまま)
振り込め詐欺多発 !
★架空請求はがきで300万円
南初富のBさん宅に「電子消費料金未納分請求最終通達」と記載したはがきが送りつけらけた。Bさんがはがきに記載されている電話番号に電話したところ、「インターネットの買い物代金が未納である。裁判を取り下げるのに弁護士費用と和解金が必要になる」などと言われ、それを誤信したBさんが12月3日、約300万円を銀行などから振り込んでしまった。
★架空請求はがきで50万円
12月7日、鎌ケ谷のCさん宅に「電子消費料金未納分請求最終通達」と記載したはがきが送りつけられた。Cさんがはがきに記載されている電話番号に電話したところ、「あなたの債権を私どもに依頼された。お金を支払わなければ裁判になる。もし裁判になれば莫大な金がかかる。今なら弁護士料を支払えばお金が少なくて済む」などと言われ、それを誤信したCさんが翌日8日、銀行から約50万円を振り込んでしまった。
たまたま、わが家では2通のハガキに反応せず、無視したために被害に遭うことはなかった。しかし同時期に被害に遭われた方が少なくとも二件はあったことになる。振り込め詐欺が多発した時期ゆえに用心するが肝心ではあるが、新手の犯罪は続出する。
警察署には尋ねなかったが、市役所ではこの手のものが最近多いとのことだった。これをみると、この手の犯罪は時期を同じくして多発していたことが分かる。この「地域安全ニュース」の発行は1月25日であるが、配布は3月である。なぜに、このように遅れるのか。まだまだ同じような手口にやられている人がいるかも知れない。早めの告知が被害を未然に防ぐことは当然である。
このような事件がおきているのにも拘わらず、知らしめるべき事実を知らせないのは、行政当局のあきらかな怠慢と言えるのではなかろうか。
(C.W)