パソコン超初級研修講座を開催



 当NPO法人も今年の3月末で、2010年度の事業を完了した。今は5月の当NPO法人の総会準備で忙しい。

 我々のNPO活動の目的の一つにこの情報化社会で、パソコンなど情報機器を使えないため日常生活でもその利便性を活用できていない市民が多くおられる現実から、デジタルデバイドを少しでも解消できる手助けに市内でPCの各種講座を開催している。

 こうした中、新年度に入ってから初めてのNPO活動を実施した。4月21日(木)と23日(土)の2回にわたり同じ内容で、PC超初級講座”パソコンを使えばこんなに便利!”と題して2日間開催する事とした。市報に掲載して参加者の募集を図ったが、PC超初級研修講座では申込数が少なく11名で開催する事となった。

最後尾の方は補助指導員 講座に参加された方たち 初めてのPC講座に参加
インターネットの活用法を説明 新しいPC環境で受講 インタネットの便利さを体験

 PC超初級研修なので、パソコンは持っているが余り利用されていない方を対象とした研修で、インターネットに繋いで提供している膨大な情報を、自ら探し利用する方法を学んでもらう目的で実施した。

 当NPO法人の講師と会員による補助指導員の協力で、参加者の方で操作方法が分からない方や質問などに直ぐに答えられる体制をとったことが参加者にも好評で、一般のPC研修講座に比べて分かりやすく丁寧な指導と喜んでいただいた。

 特に、今回参加者が興味を持たれたのは、インターネットで自分の知りたい事をネットで探す方法である。今回はGoogleを使って検索し、該当のサイトを画面に表示させることで凄く便利だと感心されていた。

 また、”駅スパット”で最寄り駅から目的駅に至る経路や交通費、時間などが簡単に知る事も出来て喜んでくれた。それ以外にも多くの便利なサイトを閲覧してその利用方法を知る事が日常生活にも利用できて便利であると喜んでくれた。

 講座の途中で、Google Earthで自宅周辺や自宅を検索し、あたかも自分がその道路を歩いているように自宅周辺の映像がパソコンで見られることに、すごくビックリすると共に大変興味が沸いたようだ。
 自宅の住所を入力すると、その付近の地図が表示され、ストリートビューボタン(カメラの画像)をクリックすると写真撮影画像が表示される。自宅に向かう道順にカメラのアイコンが並んでいるので、それを選んでクリックすればその周辺の風景を360度回転させて見る事が出来るので、参加者の方は何時の間にこの様な写真が取られていたのかとビックリするやら、何とか自宅を探しだせないものかと悪戦苦闘。ようやく自宅前の画像にたどりつけたときには、満足して改めてインターネット情報活用の便利さを体感されたようだ。

 WORDで作成するポスターの教材
 市の公共施設では今までXPタイプのOSが使われていたが、今回5年ぶりにPC教室の設備とソフトが最新の物に更新された。受講者も講師側もまだ古いXPタイプのパソコンやソフトを使用しているケースが多く、MS Office2010ソフトはまだ使っていないこともあって、両者ともソフトやPC(Windows7のOS環境)の操作方法の違いに若干の戸惑いもあったが、新しいPC使用環境での初めての講座は双方にとっても勉強になった。

                

 研修講座の2日目は初日参加された受講者7名が、WORD2010の講座”簡単なWORD2010の使い方”に参加された。これも実際自宅で利用しているPCのソフト環境(2003版など)でないので、同じように操作上でかなり画面やアイコン表示が異なり戸惑いも見られた。
 しかし講師の説明で徐々にWORDの取り扱い方法にも慣れてきて、何とか時間内に簡単なチラシを作れるところまで進むことが出来た。

 この2日間のPC初級研修で、マウスの操作方法も余り分からない人でも、何とか操作を覚えてインターネットサイトの検索やWORDで遅いながらも文字入力が出来るくらいまで、研修の成果が見られた。

 我々の目的は一人でも多くの人にPCのデジタルデバイトを解消するためのPC研修活動をしているので、今回の研修が初心者にとって、PC講座に興味を持つきっかけとなってくれれば幸いである。

(S.K)