学校の夏休み、企業も先週から盆休みに入って県道を走る車の数も少なく、市内はいつもより静かである。 7月中は市内各地でで商工会に加盟する商店会ごとに「商工夏まつり」が開催されたが、それも終わって今月は各 地で自治会による盆踊り大会が開催されている。
先週11日(土)には、初富交差点に近い初富稲荷神社境内で北初富第一自治会主催、ボーイスカウト鎌ヶ谷第 二団、鎌ヶ谷消防団第五分団の協力の下に「盆踊り大会」が午後3時から9時まで催された。境内の子供広場で は”ざりがに釣り”、”水ようよう”ゲームなどが行われ、夕刻には浴衣姿の可愛い子ども達がゲームを楽しん でいた。また、境内の入り口付近には模擬店も数店出店し定番のかき氷、フランクフルト、焼きソバ、磯辺焼き もち、わた菓子、生ビール、もつ煮込みなど販売されていた。 日中の暑さも少し和らぎ涼しくなる夕方6時から盆おどり大会が催された。お馴染の”炭鉱節”、”大東京音頭 ”、地元の踊り”鎌ヶ谷音頭”なども披露され、櫓の上から元気な太鼓の音が境内を包んだ。盆踊りのリードは やはり地元の年配のご婦人方が踊りの手本を示しながら、こどたちやその親、若い人たちが踊りの和に加わって 慣れない手つきで盆踊りを楽しんでいた。
また、同日鎌ケ谷中学校の校庭でも富岡自治会主催による「盆踊り大会」が開催された。当日は午前中少し雨が 降ったり曇り空だったため、開催が危ぶまれたが何とか天気ももって予定通り盆踊り大会が行われた。
盆踊りの由来を調べてみると、お盆は仏様にお供え物をする盆のことで、本来は夏の季節に精霊に捧げる供養 の「器」の事を指していた。そしてお盆の行事とは盂蘭盆会(うらぼんえ)でインドで始められ、中国を経て日 本に伝えられた。お盆の行事が日本に伝えられたのは飛鳥時代(推古天皇)で、日本古来の祖霊崇拝と結びついてお盆は正月とともに祖先の霊を迎えて祀る行事となった。お盆になると、13日に迎え火を焚いて精霊を向かえ 、16日に送り火や灯篭流しをして精霊を送る。お盆の行事は旧暦の7月15日を中心に行われていたが、明治 になって新暦に改められた際に、新暦の7月15日、すなわち月遅れの8月15日に行う地域が多い。 8月15日は日本人にとって忘れられない、終戦記念日である。この大東亜戦争では戦争犠牲者が軍人230万人 +一般国民80万人の合計310万人にも及ぶ多大な戦没者を出した。それ以来日本は二度とこの様なおろかな 戦いはすまいと誓い平和憲法の下、戦後67年間一度も外国と戦うことなく今日の平和な日本があるのも、先人達の尊い犠牲の下にある事を忘れてはならない。 (投稿:M太郎) |