2008年2月、今年は例年になく寒い日が続いている。こういう時は温泉に限るというわけで、2月の第5週に2泊3日の川治温泉と日光へ行ってきた。
北千住から東武鉄道の特急「きぬ号」で、2時間ばかり鬼怒川温泉駅から野岩鉄道に乗り換えて10分ほど、川治湯元駅で下車。送迎バスが来ていたので乗車したが駅から旅館はわずか5分ほど。旅館は長生閣明月苑である。
この長生閣明月苑は、バス道路に面し手前に平屋のロビーがあり、渡り廊下を行くと4階建の本館につながっている。正面玄関からロビーに入ると、左側に受付があり、その奥には囲炉裏が伐ってある。ちょうどこの当たりには最近降った残雪が旅館内の日本庭園にまだ少し残っており、なかなか趣があった。受付を済ませて、客室へと案内される廊下の途中に、この旅館のオーナーの趣味なのだろうか、内庭の周りにガラス越しに地元で作られた陶芸類が展示・販売されている。
また客室に至る廊下の壁面には、版画が飾られている。何枚か版画の写真を撮ったので、このブログに掲載をしておきたい。
川治温泉は単純アルカリ泉で無色・無臭で、ここの温泉は傷の治療に良いとされる。室内の大浴場も広く、また露天風呂も本当に気持ちが良かった。露天風呂の方が室内よりも少し温度が高く、冬の寒い日には頭は外気に触れてスッキリ、身体は温泉で温かく本当にいい温泉だった。
この川治湯元温泉の周辺は男鹿川が流れていて、その川沿いを散策する事が出来る。宿泊先の旅館から坂を下って、新男鹿橋を渡ると川沿いの両岸を散策できる遊歩道が整備されているが、あいにくこの期間は工事中で、川べりを散策する事が出来なかった。川沿いに500mほど下ると薬師橋があって、その対岸には”岩風呂 薬師の湯”がある。春や秋にこの当たりを訪れると山が真近にせまり、森林浴や季節の花々を楽しめるところだ。
夕食前に、少し宿の周りを散策してから、温泉に入り夕食の時間となって、食事がお部屋に運ばれてきた。仲居さんがテーブルにお料理をきれいに並べて、ようやく食事にありついた。我々の年代では食事の量ではなくて、質を好む方であるが、日光名物の湯葉と川魚を主体とした山の幸料理でもてなされ、おいしく頂いた。1時間以上かけてゆっくりと食事をしたが、それでも最後の方は、お腹も満腹。・・・寝る前にもう一風呂浴びて就眠。
明日は、レンターを借りて日光周辺をドライブする予定である。
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