特定非営利活動法人 きららは今年、設立10周年を迎え、3月22日(日)午前10時より市総合福祉保健センター6階大会議室に於いて記念イベント「お楽しみ会」を開催した。当日の会場には招待者や「放課後クラブ きらら」に通う子と親御さん「小規模福祉作業所おんりぃ1」に通う所員を含めて約100名ほどの参加があった。

きらら設立10周年の「お楽しみ会」に参加した皆さんと記念写真

 「NPO法人きらら」の活動は、障がいを持つ子どもが、養護特別支援学校などの授業が終わった後に子どもたちが自由に遊べる場を提供し、また近くの農園では自立のために野菜などを栽培して、地元で販売を行う「おんりぃ1」等も運営している。昨年市の教職員住宅が廃止となって南初富地区に「きらら」の活動拠点を移した。

松村幸江理事長 祝辞を述べる清水市長 多くの参加者
川西教育長の挨拶 勝又市議会議長の挨拶 立派に司会を務める少年達

 「お楽しみ会」開催にあたり、同NPO法人理事長の松村幸江氏より、昨年障害者自立支援法が施行され障がい者の自己負担増により一層生活は厳しくなっているが、きららに通ってくる子どもたちは毎日寒さにも負けずに元気に散歩や遊びを楽しんでいると報告があった。また当日参列された清水市長はじめ、市の教育長、市議会議長の方からも挨拶と10周年を迎えた「きらら」に対してお祝いの言葉が添えられた。この後、日頃から「きらら」の活動を支援してくださる各団体からの参加者の紹介などに続いて、全員で記念写真の撮影を行った。

きららの発表(1) 指導員の方と手遊びの発表 ステージで発表する親子
発表会を楽しむ観客 お母さん達の発表(1) 参加した家族もうれしそう!
お母さん達の発表? 青い鳥の人形劇(1) 虫さんもお話してくれたよ!

 例年、開催するこの「お楽しみ会」の参加者に配布するプログラム表は、子供達も協力して作成する可愛い心のこもったプログラである。会場の後方に立てかけたパネルには10年間の「きらら」の活動記録などが展示され、来られた参加者は興味深く資料を参照されていた。このあと「お楽しみ会」のプログラムがスタートした。最初は「きららの発表」で指導員のお兄さんやお姉さんと共に子ども達が手遊びの遊戯を披露した。続いて、お母さん達の発表で舞台の上では仮装をしたお母さんやお父さん?たちも音楽に合わせて楽しい踊りを踊ってくれた。会場の後方では「青い鳥」の人形劇も行われた。

作業所「おんりぃ1」の説明パネル 10年の歩みを示す活動紹介 放課後クラブの活動の歩みを展示

 プログラムはお昼を挟んで続けられたが、当日会場で配られた昼食は「きらら」の皆さんが手作りで準備をしたお弁当だそうだ。放課後クラブ進級・卒業祝い行事の後、また楽しい「匠太鼓」の演奏や「おんりぃ1」の活動発表などがあって、午後には10周年イベントの全ての行事を終えた。