水辺に親しむ親子のつどい


 平成18年7月29日(土)AM10:00からPM3:00の間、貝柄山公園東口広場にて真間川流域総合治水対策協議推進委員会によるイベント「水辺に親しむ親子のつどい」が催された。このイベントは水害から流域を守る目的で、この流域に住む市民に水害から守るための「雨水循環の仕組みと対策」をPRするため、毎年行われているものである。

 近年、真間川流域の四市(松戸市、鎌ケ谷市、船橋市、市川市)では、市街化が進み一度に沢山の雨が降ると、真間川に雨水が集中し、昭和33年から5〜6年に一度発生する洪水によって大きな被害を受けている。

 幸い河川の改修(川幅を広く)、調整池の整備、地下貯留池、一時的に学校や公園に雨水をため、地下にしみこませるなど、また一般家庭では雨水浸透枡の設置を推進することにより、雨水をそのまま河川に流すのではなく、地下に浸透させて飲み水に使用される地下水を増やしたり、湧き水の水量を確保したり、河川の水質良化に役立てたり、街のヒートアイランド化防止に役立っていると会場の説明員から話を聞いた。

 また、当日はこの真間川流域で自然環境保護団体やNPO法人なども参加して、日ごろの活動状況をパネルや展示物を出展し、来場者にPRしていた。当日配布されている資料によると、真間川水系で水質の(BOD:川の汚れ度合いを示す表示 r/L)鎌ケ谷の雛子公園から中沢川に流れる(中沢川→大柏川→真間川→東京湾)中沢新橋下付近の水質が、他地域の水質に比べ逆に汚染度が増えているのは、鎌ケ谷市民として誠に残念である。
 一市民として出来る事は、家庭で出来る水質浄化に心がけ、一人でも多くの人々が参加し、実践することである。

(レポーター:S.K)



会場では、真間川流域の治水対策や雨水浸透枡のPR、クイズやゲームなどを通じて参加者に雨水に付いて考えるPR活動も行っていた。

「水辺に親しむ親子のつどい」会場 雨水浸透枡の展示 治水対策をPRするパネル展示コーナー


児童の絵画展示 川クイズコーナー 治水の説明パネル かわ・水・みどりを守る会
ほたるの里を守る会 環境保護団体 動物ランドの子どもと亀 ポニーに乗馬する少年