「JAXA筑波宇宙センターと大洗水族館」     社会見学バスツアーを開催


 平成24年3月23日(金)、当NPO法人の本年度事業最後となる「JAXA筑波宇宙センターと大洗水族館」の社会見学バスツアーを開催した。


 この社会見学バスツアーでは、市内の高齢者の方や子育て中の親子の方たちに多く参加してもらいたいと、見学日を設定したが、市内の小中学校の終業式がまだ終わっていなかったため、小中学生の親子の参加が少なかった事が少し残念ではある。当日は事務局も含めて32名が参加してバスツアーに出発した。今回のバスツアーには高齢者の方や60歳以上でご夫婦で参加される方、友人同士で参加される方も多くおられた。中には小学生で一人で参加される男の子もいて、バスツアー中には周りの大人の人たちからやさしい世話を受けていた。

社会見学バスツアーに参加した皆さん JAXA筑波宇宙センターの建物 到着したツアーバス

 今回は前回のJAL成田整備工場見学に続く、2回目の社会見学バスツアーとなるが、一昨年話題となった小惑星探査衛星「はやぶさ」の開発と奇跡的な「はやぶさ」地球帰還に成功させたJAXA宇宙開発機構の一つ「JAXA筑波宇宙センター」のスペースドームと団体見学者向けに申し込んだ「宇宙飛行士コース」で宇宙飛行士の基礎訓練を行う施設の見学を行った。スペースドームでは実物大の「きぼう」日本実験塔や本物の人工衛星やロケットエンジンなど巨大な展示品を、この宇宙センター施設の職員の方が説明してくれた。また、「宇宙飛行士コース」では、普段は見られない宇宙飛行士のための訓練施設を別棟で見学できた。

宇宙センター内で説明を受ける コース案内を待つ参加者 巨大な金色に光る通信衛星
宇宙飛行士の訓練塔を見学 展示資料を見る参加者 施設職員による説明を聞く
色んな宇宙食 日本上空で見える右端の衛星 日本の宇宙ロケット開発の歴史
スペースドーム内で説明を聞く 実物大の「きぼう」実験塔 宇宙服に入った子ども

 JAXA見学の後は、昼食後、高速道路で水戸大洗ICで降りて、大洗水族館に向かった。午後2時前には水族館に到着して、2時から始まるイルカ・アシカのオーシャンライブショーなどを見学の後、館内をそれぞれ自由に見学。水族館の館内は各ゾーンに分かれており深海に住む生物や、シャークウオッチングゾーンではサメの種類では日本一の規模をほこる多くのサメを水槽の真近で見たり、アクアウオッチングでは巨大水槽に泳ぐ海がめやマンボウなどを見る事が出来た。館内も広く、参加者の方たちの興味がある場所もそれぞれ異なるため、館内は自由行動として、指定時間にはバス駐車場に集まっていただくようにお願いし、皆さんのご協力もあって集合時間に遅れる人もいなくて、予定通り次の「那珂湊魚市場」に立ち寄り、新鮮魚介類や海産物の買い物を楽しんでもらって、帰路に付きました。

オーシャンライブショー イルカのジャンプ アシカショー
上手にボールを鼻の上に乗せる アシカとイルカのご挨拶 イワシの大群が水槽を泳ぐ
水槽の下から見たイワシの群れ ゆっくりと泳ぐマンボウ 暗闇から現れたサメ
こちらを見るアザラシ 浴槽に浸かるカピバラ 愉快な仲間ペンギンたち

 当NPO法人が主催するイベントも、「まちづくり推進事業」の一環として一般市民の方が参加される行事を開催する事によって、NPO会員と一般市民の方々との交流が進み、普段一般市民の方がNPO活動と聞いていても、実際にどんな事をしているのか、また市民との関わりはどうなのかなど知らない事が多く、この様なイベント開催を通じて我々の様なNPO活動を理解していただける機会が作れたことを感謝している。

 また、このイベント開催で市内に居住される高齢者の方たちが、このようなバス旅行に参加する事によって、一緒に参加された他の市民の方たちとも、バスツアー中に隣の人とも話し合う機会も出来て、楽しいひと時を過ごせたことは参加者の方にも良かったのではないだろうか。急速に進む少子高齢化社会の中で、高齢者の方たちや若いお子さんを持つ両親や子ども達と、この様なバスツアーを通じて交流できる事は、高齢者の方たちにとっても楽しく、また参加したいと多くの方がアンケートで回答を頂いた。