草津温泉を訪ねて


 今回の温泉めぐりは、平成18年9月12日(火)~13日(水)に一泊二日で群馬県の草津温泉を初めて訪れた。例によって、リーズナブルな価格ではあったが温泉も旅館のお料理も良かったので紹介したい。
 鉄道会社系のツーリストが発売する、パック旅行(交通費+旅館宿泊代込み)を利用して上野から特急で草津に向かった。当日は台風の影響もあって2日間とも雨と曇り空で天候には恵まれなかったが、平日とあって列車も温泉場も比較的すいていた。

 上野から特急で約2時間半ほどで、長野原草津口駅に到着、ここからバスで草津温泉まで25分ほど。旅館はバスターミナルから近くにあって、草津温泉の湯畑にも歩いて5分歩で行けるほどロケーションも良い。

草津温泉中心部の湯畑 流れ出る豊富な温泉 湯煙ただよう湯畑前広場



 旅館は「金みどり」で、温泉は翡翠の様な薄緑り色に近い源泉(硫黄泉)かけ流しの天然温泉である。内湯と露天風呂があり、他に貸切の露天風呂もある。楽しみの夕食も美味しく、会席料理をいただいた。
 
 旅館に着いて夕食までまだ時間があったので、小雨の降る中、草津の湯畑を見に行った。説明によるとこの草津温泉は湯量が多く、草津町全体で1日5000万リットルも湧き出るそうである。ちょうど湯畑のすぐ近くに「湯もみショー」を実演している小屋があったので入場した。観光客も湯もみに参加できるし、湯もみの後には「湯もみ体験の賞状」とタオルもいただける。

湯もみショウーの小屋 湯もみの実演 湯もみに挑戦する見物客 観光客も神妙な手つきで

*草津温泉関連サイト
草津温泉公式サイト(草津LIVE映像も見られる ここをクリック!)

 お馴染みの「草津よいと~こ 一度はおいでドッコイショ・・・」の唄に合わせて、湯もみをする女性陣が湯もみショーを行ってくれる。舞台では地元の芸子さんか? 民謡踊りを楽しませてくれた。圧巻は何といっても湯もみ板で熱い温泉をかき回す時に発するグッワ・グッワという音。草津の湯の温度は48℃ぐらいで、源泉の効能を薄めずに入浴する方法として考え出された湯もみ、温度を下げるのに「湯もみ板」を使ってかき混ぜる。時間湯は3分間と時間を区切って、高温の湯に入浴する。治療を目的に行う場合は1日4回繰り返すとある。

 草津の湯畑を中心に周りには、沢山のお店(飲食店・ガラス細工の店・お土産や・温泉饅頭の店・喫茶店)などが軒を連ね、浴衣に着替えて街中をぶらつくのも楽しい。

 特にお勧めは、地元の蕎麦がおいしい。西の河原通り沿い中ほどにある、石臼挽き蕎麦の「三国家」さんの”ぶっかけ蕎麦”や”2.5人前のざる蕎麦”は一度食してみても損はない。
 *群馬県吾妻郡草津町大字草津386 (TEL:0279-88-2134)*

 温泉街の街中には、共同浴場めぐりも出来る。西の河原公園では豊富な温泉が、地面から湧き出し温泉溜まりがあちこちに見られる。

宿泊した「金みどり」旅館 ベルツ博士の銅像 古民家風の旅館街 西の河原公園にて



 あいにく、雨のため温泉周辺を訪ねる機会は無かったが、天気がよければ周辺には高原のハイキングコースやベルツ温泉センターなどがあって、足を伸ばしてみるのもよいだろう。

 

(投稿:TOMY)